「俺たちはヴェノムだ」 2人で1人のダークヒーローが強盗襲う本編公開
映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のトム・ハーディが、残虐なダークヒーローを演じるマーベル最新作『ヴェノム』より、ヴェノムの真の姿がうかがえる本編映像が解禁された。
【写真】マーベル映画史上最も残虐な悪! 『ヴェノム』場面写真
スパイダーマン最大の宿敵であり、マーベル映画史上最も残虐な悪の存在としてヴェノムの誕生を新たに描く本作。全米の4250館で10月5日に公開を迎えるや、2週連続No.1を記録している。
正義感あふれる敏腕記者のエディ(トム)は、科学者、慈善家、発明家であるカールトン・ドレイクにまつわる情報に目をつける。ドレイクの立ち上げたライフ財団が人体実験で死者を出しているというのだ。ドレイクが秘密裏に“シンビオート”(地球外生命体)を宇宙から持ち帰ることに成功し、人体実験を繰り返していることをつかむも、エディは研究所の中で凶悪なシンビオートに寄生されてしまう。エディとシンビオートは一体となり、“2人で1人のダークヒーロー”ヴェノムが誕生することとなる。
公開された本編映像は、ヴェノムが食料品店の女性店員に銃を突きつけた強盗を狙う場面を活写したもの。恐怖に満ちた表情をみせる強盗に対し、ヴェノムは「覚悟しろ。お前の両手、両足を喰らい顔を喰いちぎる。そう、お前は手も足も顔もなくなる」と宣告する。
強盗が必死の声で「あんたは誰だ?」と問いかけるや、ヴェノムの右半分の顔がエディに変化し、2人で「俺たちはヴェノムだ」と告げる。ヴェノムが鋭い牙でいっぱいの大口を開けて強盗に襲いかかる瞬間までが収められており、人間と地球外生命体から成るヴェノムの姿の一端が垣間見える内容となっている。
トムは自身が演じるヴェノムについて「とてもクールだよ。超カッコイイ奴だ」と評し、「ヴェノムについては息子から、何もかも聞いていたよ。ヴェノムは無慈悲だし、彼にとって基本的にルールは一切ないから、演じるのに最高のキャラクターなんだ。すごく複雑なキャラクターだよ」と熱いコメントを残している。
また、本作の製作を務めたアヴィ・アラッドは「エディはヴェノムの善良な部分に影響を与えるんだ。ヴェノムはいわばエディの良心のような存在になる。善人と悪人が互いに影響を及ぼし合いながら、他の人間たちを救ってくれるんだ」と語り、エディとヴェノムの関係性を示唆している。
映画『ヴェノム』は11月2日より全国公開。