女優のメリル・ストリープ、アマンダ・セイフライドらが出演するミュージカル映画『マンマ・ミーア！ ヒア・ウィー・ゴー』から、夏にぴったりな劇中衣装にフィーチャーした特別映像が解禁となった。

　本作の衣装デザインを手掛けたのは、テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でエミー賞を2度受賞したミシェル・クランプトン。舞台のギリシャ・カロカイリ島に映える色とりどりの衣装は、それぞれのキャラクターに合わせてハンドメイドで用意された。

　若き日のドナ役を務めたリリー・ジェームズをはじめ、女性キャスト陣には大好評だったようで、リリーは「衣装を見て“やった！”と思ったの。どの服もドナにぴったり」と絶賛。リリーは若きダイナモスの3人が大学の卒業式で『ホエン・アイ・キッスト・ザ・ティーチャー』を歌う場面で着用した、星のモチーフがついた厚底ブーツが“決め手”と続けている。

　ちなみに、この場面のストライプのジャンプスーツは、映画『サウンド・オブ・ミュージック』にインスパイアされ、オックスフォード大学の寮の部屋のカーテンを衣装用に裁断して制作されたものだ。

　一方、ドナたちが青春時代を過ごした70年代を象徴するのが、ギリシャのレストランで若きダイナモスが『マンマ・ミーア』を歌うシーンで使用されたステージ衣装。ドナたちは裾にフリルがついたデニムに、伸縮性のあるデニムのトップスを身に着けて踊っている。各ファッション誌では、2018年にヒッピーやボヘミアンといった70年代ファッションが流行すると言われており、本作でキャスト陣が着こなすデニムスタイルにも注目が集まる。

　衣装の色彩の鮮やかさには全編を通して目を引かれるものがある本作。クランプトンは「色同士がぶつかり合うような感じだけど、スタイリッシュでもある。若きターニャはビバ風にし、若きロージーはもっとエキセントリックで、マッド＝ヒッピーな雰囲気にしたわ」と解説している。

　映画『マンマ・ミーア！ ヒア・ウィー・ゴー』は8月24日より全国公開。