草なぎ剛、音楽劇『道』で主演 フェリーニの名作に初挑戦
音楽劇『道』演出家のデヴィッド・ルヴォーと主演の草なぎ剛
俳優の草なぎ剛が、12月に東京・日生劇場にて上演される音楽劇『道』で主演を務めることが明らかになった。草なぎは「子供の頃からよく足を運んだ伝統ある日生劇場の舞台に立てる事も幸せです。ここで様々な作品を観劇しました。特別な精神や魂の宿った場所だと感じています。この劇場が『道』という作品を呼んだのではないでしょうか」とコメントしている。
【写真】原作となるフェデリコ・フェリーニ監督映画『道』フォトギャラリー
1957年にアカデミー賞を受賞したフェデリコ・フェリーニ監督の映画『道』を基にする本作では、フェリーニ映画と演出家デヴィッド・ルヴォーの最強タッグが再び実現。ルヴォーのアイデアを基に、『道』の日本初の舞台化を上演する。脚本はゲイブ・マッキンリーが手掛ける。
主人公のザンパノ役で、デヴィッド・ルヴォー演出作、フェリーニ作品ともに初挑戦となる草なぎ。「フェリーニの映画『道』を観て、古いフィルムからでも伝わる役者のエネルギーと登場人物たちの生き様に、始まって5分で感動し心つかまれました」と振り返る彼は、「僕が演じる旅芸人ザンパノは、粗野でわがままで、どうしようもなく不器用な男です。彼の愚かな振る舞いに、どうしてもっとうまく生きられないのかと、もどかしい思いと同時に、彼の心の純粋さにこの物語の奥深さを感じました」とコメント。
また、「この名作にルヴォーさんの演出で出演できることがとても楽しみです。彼は舞台化にあたり沢山のアイデアを話してくれましたが、ルヴォーさんなら、どのようなシチュエーションになっても大丈夫だと確信しています」とも話している。
一方、演出のルヴォーは「草なぎ剛さんは知性とカリスマ性を兼ね備えた素晴らしい俳優。彼の中に、ザンパノの持つイノセント(無垢)であると同時に残酷さを併せ持つ質感をイメージできた。ご一緒できるのをとても楽しみにしている」と期待を寄せている。
音楽劇『道』は12月8日~28日まで東京・日生劇場にて上演。
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