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松坂桃李、主演映画の出来栄えに自信「このメンバーなら怖いものない」

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(左から)冨手麻妙、松坂桃李、真飛聖
(左から)冨手麻妙、松坂桃李、真飛聖 クランクイン!

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 俳優の松坂桃李が12日、主演映画『娼年』の完成披露舞台挨拶に登壇。過酷な撮影を振り返ってジョークを飛ばす一方、「このメンバーなら、僕に怖いものはないですね」と本作の出来栄えに自信を見せた。

【写真】『娼年』完成披露上映会フォトギャラリー

 同作は、石田衣良の同名小説を原作とする恋愛映画。退屈な日常を送る20歳の大学生・森中領(松坂)は、会員制のボーイズクラブのオーナー・御堂静香に誘われるがまま“娼夫”になる。「リョウ」として仕事を始めた彼は、女性一人ひとりの欲望や奥深さの虜になっていく。

 この日の舞台挨拶には松坂のほか、真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太、桜井ユキ、小柳友、馬渕英里何、荻野友里、佐々木心音、大谷麻衣、西岡德馬、江波杏子、三浦大輔監督の13名が出席した。

 リョウに扮した松坂は「この作品に何かあったら、僕のせいでもあるんですけど、三浦さん(監督)のせいでもあります。“責任を割り勘しよう”という意識の中で、舞台から映画までやってきました。このメンバーなら、僕に怖いものはないですね」と自信満々。また「僕がたずさわってきた作品の中で、これほど入口と出口が違う作品はなかなかないと思います。何より、余韻が楽しめる作品。観終わった時に、スゴく軽やかな会話を繰り広げられるのでは」とアピールした。

 ただし撮影は「キツかった」と振り返り、「(キャストの)皆に聞きたい!三浦さんの演出をどう思ったのか」と尋ねる一幕も。撮影期間中は「本当に“明日休みになんねーかな”とか、“三浦さん、風邪引いて寝込まねーかな”とか」思っていたと、辛い撮影を課した三浦監督へジョークを飛ばした。

 耳が聞こえない謎の女性・咲良を演じた冨手は、松坂との共演について、撮影で再会する度に「リョウ君として全然違う人間になっていました。映画と共にリョウ君という存在が変わっていき、役者としてさすがだなと尊敬しました」と称賛。また「大変な撮影だったのに、バナナ1本しか食べていなくて、バナナを食べているところしか目撃しませんでした。一番大変だったのに(松坂は)体力があるんです」と明かすと、松坂が「そうですね、(バナナを食べると)集中できるんでね」と涼しげな笑顔を見せた。

 映画『娼年』は、4月6日より全国公開。

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