佐藤隆太&把瑠都、ドラマ『弟の夫』出演 LGBTテーマに家族を描く
関連 :
2015年文化庁メディア芸術祭でマンガ部門優秀賞を受賞した『弟の夫』が、佐藤隆太主演でドラマ化され、主人公の“弟の夫”役を元大関の把瑠都が務めることが発表された。原作を読んだ時のことを「誰かに少しでも触れられたらその瞬間に一気に涙が溢れてしまいそうな、そんな感覚でした」と振り返る佐藤は、「スタッフの皆さん、キャストの皆さんと共に丁寧に作品創りをしていきたいです」と意気込みを語っている。
【関連】「佐藤隆太」フォトギャラリー
本作は、小学生の娘を男手ひとつで育てる折口弥一(佐藤)が、突如現れた弟・涼二の同性婚の相手・マイク(把瑠都)や、離婚した妻・夏樹(中村ゆり)と織りなす人間模様を描きながら、「人と人はどこまで分かり合えるのだろうか」「“家族”とは」といったメッセージを投げかける、まったく新しい家族の物語。
佐藤は田亀源五郎による原作コミックを読んだ印象について「今回のお話を頂いて原作を拝読しました。読み始めてから最後までずっと、誰かに少しでも触れられたらその瞬間に一気に涙が溢れてしまいそうな、そんな感覚でした」と述懐。「作品を包む、静かで、優しく、温かい空気の中で、『自分はどれだけ他者への理解と思いやりを持っているのだろうか…』と考え、急に怖くなってしまったり…そんな風に、感動と緊張を同時に味わっていたのだと思います」とも思いを明かす。
撮影に向けた意気込みについては「映像化をきっかけに読ませて頂いた作品ですが、本当に『出会えて良かった』です。ドラマ版も観てくださった方にそう思って頂ける様に、スタッフの皆さん、キャストの皆さんと共に丁寧に作品創りをしていきたいです」とコメントを寄せている。
一方、原作者の田亀は「私にとって、自分のマンガが実写化されるのは初めての体験。どんなドラマになるのか、原作者というよりファンみたいな気分で、今からワクワクしています」と期待を込めた。
プレミアムドラマ『弟の夫』は、BSプレミアムにて2018年3月4日より毎週日曜22時放送。