驚異の整形!エルフになりたい男
ファンタジー世界の住人、エルフになりきることを目指して整形手術を重ねる男性がいる。アルゼンチン、ブエノスアイレス出身のルイス・パドロンがこれまで受けてきた処置は、髪の毛の移植、肌の漂白、瞳の色を変える手術など。かかった費用は3万6000ポンド(約530万円)を超える。そしてこれからも処置や手術を受ける予定だという。海外メディアMirrorOnlineが伝えた。
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パドロンがファンタジーの世界に夢中になったのは10代初め頃から。「子どもの頃はいじめられていて、逃避するために『ラビリンス/魔王の迷宮』(86)や、『ネバーエンディング・ストーリー』(84)などのファンタジー映画の世界に夢中になっていたんだ」と語る。
最初に手術を受けたのは14歳。10代後半になると、その個性ゆえに周囲から好意的に見られるようになり、それがこの変身を加速させたようだ。「どれだけ痛くても構わないよ。だって自分の夢にまた一歩近づいていることになるからね」とパドロン。
だが、いいことばかりではない。髪や肌の脱色、高性能の日焼け止め、化粧品やケア商品のために毎月5000ドル(約56万円)の出費がある。さらに認可されていない目の色を変える手術は、麻酔をかけずに行い、今後視力にどのような影響があるかわからない。
それでもパドロンは、「これは中毒ではなく、ライフスタイル」と胸を張る。「僕にとって現実は残酷で、でもファンタジー世界には希望や愛、友情や素敵な感情のすべてがあるからね」。