哀川翔、主演ミュージカル再演 会見で劇中曲披露も「まったく覚えてなかった」
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俳優の哀川翔が26日、都内にて行われた主演ミュージカル『HEADS UP!』(12月14日~上演)再演の製作発表会見に、演出のラサール石井らとともに登壇した。会見では劇中曲のミニライブも行われ、『劇場で起こること』『HEADS UP』など計4曲を披露したが、哀川は会見用に改めて歌うとなって「まったく覚えてなかったです」と苦笑いした。
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脚本:倉持裕、原案・作詞・演出:ラサール石井、作曲・音楽監督:玉麻尚一により、2015年11月に初演されたオリジナルミュージカルの本作。とあるミュージカルの仕込みから閉幕後のバラシまでを描いた、バックステージエンターテイメントだ。第32回読売演劇大賞 優秀演出家賞を受賞し、話題となった。
ラサールは「初演の時のお客様の熱気がすごく、早く再演したいと思っていたら、今回みなさんのスケジュールが上手く合って」と喜びを表し、「毎回が夢のような感じ。家で寝転がって考えていたことが実現するとは」と振り返った。
哀川は初演時は初舞台だったが最初は拒否していたという。「舞台に恐怖があった。でもすごくいい環境を作ってくださったので乗り越えられた」と明かした。その雰囲気の良さは、初演時のキャストのLINEグループが今も続いているということにも表れている。今も哀川は朝4時30分に「今から釣りに行ってきまーす」という、ちょっと迷惑な(!?)LINEを送っているという。
また、哀川はキャストが最集結した再演について、「懐かしさより新鮮さを感じました。なんかちょっとギラついている。そこがいい」と語る。そして舞台の裏側を描いた本作にちなんで「自分が裏方をやるとしたら…」と問われると、「舞台監督。仕切るのが得意なので。演出はめんどくさい。ゴルフに行けなくなるから」と話した。
最後にラサールは再演に向けての抱負として「みんな仲良く。開幕2日前に降板されないように」と話し笑いを誘いつつ、「その先も再演を重ねられたら。演出家が変わってもいいからずっと作品を残していきたいです」と希望を語った。
なお会見には、相葉裕樹、橋本じゅん、青木さやか、池田純矢、大空ゆうひ、中川晃教、今拓哉、芋洗坂係長、陰山泰、オレノグラフィティ、外岡えりかも登壇した。
ミュージカル『HEADS UP!』は12月14日~17日までKAAT神奈川芸術劇場にて上演。富山、長野、大阪、名古屋公演を経て、2018年3月2日~12日に赤坂ACTシアターにて上演。