『バットマン』アダム・ウェスト死去、ベン・アフレックやヴァル・キルマーが追悼
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1966年から1968年にアメリカで放送されたDCコミックヒーローの海外ドラマ『バットマン』シリーズ。主人公のバットマンを演じた俳優アダム・ウェストが現地時間9日に白血病のため死去したという。享年88歳。DC映画でバットマンを演じる俳優ベン・アフレックやヴァル・キルマーが哀悼の意を表している。
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1928年生まれのアダムは大学在学中にラジオ局で働き、従軍中に米軍テレビのアナウンサーを務めた後、ローカル局でテレビマンとしてキャリアをスタートさせた。米ワーナー・ブラザースと契約後は俳優としてテレビドラマを中心に出演し、DeadlineによるとテレビCMでスパイのキャラクターを演じたのがプロデューサーの目に留まり、『バットマン』の主役に抜擢されたという。
週2日の放送で漫画チックな「バシッ!」「バン!」といった文字演出もあった『バットマン』はお茶の間の人気を集め、アダムはロビン役の俳優バート・ウォードらと共に人気を博した。しかし、固まってしまったイメージからうまく抜け出せず、以後のキャリアにはあまり恵まれなかったという。
2016年のDC映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』で新生バットマン役を射止めたベンは「アダム・ウェストはヒーローとは何かを身をもって示してくれました。心優しく、面白くて幅広い才能を持った人。我々にお手本を見せてくれて感謝します」とツイート。1995年の『バットマン フォーエーヴァー』でバットマンを演じたヴァルは、「ああ、親愛なるアダム・ウェスト。彼と会うといつも優しさがにじみ出ていました。真のジェントルマンです」とツイートし、子供の頃にバットモービルに乗った思い出を語り、アダムを追悼した。