阿部寛と松嶋菜々子が初共演 『新参者』シリーズ最新作『祈りの幕が下りる時』映画化
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東野圭吾原作の映画『新参者』シリーズ最新作『祈りの幕が下りる時』が2018年に公開されることが決定し、阿部寛と松嶋菜々子が初共演することが明らかになった。連続ドラマ『新参者』、スペシャルドラマ『赤い指』『眠りの森』、映画『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』と続いてきた同シリーズは本作で完結を迎える。
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原作の「加賀恭一郎シリーズ」の10作目で、第48回吉川英治文学賞を受賞した同名小説を基にする本作。加賀恭一郎(阿部)の母はなぜ息子を残し失踪したのか、加賀が日本橋に留まる理由、そして加賀がなぜ「新参者」になったのかが紐解かれる。松嶋が演じるのは、周囲で不可思議な事件が起こる演出家・浅居博美だ。
阿部は「加賀は父親との間に確執があるんですが、今回の話では母親のことも初めて描かれ、さらにそのことが捜査にも絡んでくるという展開です」と見どころを紹介。松嶋との共演については「どんな博美を目の前で見られるのか楽しみにしています」と期待を込めている。一方の松島は、「私が演じる浅居博美という役は、悲しい過去を背負った陰のある女性という印象です」と役柄について話す。また「撮影にはこれから合流となりますが、レギュラーの出演者の皆さんと共に素敵な作品にできたらと思っております」と意気込みを語っている。
原作者の東野が「ついにこの小説が映像化されるのかと思うと、感慨深く、そして末娘を嫁に出すような寂しさがあります」とコメントを寄せる本作では、加賀の従兄弟で警視庁捜査一課刑事・松宮役の溝端淳平、加賀の父親を看取った看護師・金森役の田中麗奈、加賀と確執のある亡き父・隆正役の山崎努らレギュラーキャストが続投。また、小日向文世、伊藤蘭も新キャストとして脇を固める。
映画『祈りの幕が下りる時』は2018年全国公開。