ブラッド・ピット、2年半ぶりの来日にウキウキ? 晩ごはん想像して記者質問忘れる
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俳優のブラッド・ピットが22日、主演映画『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』のPRのため、デヴィッド・ミショッド監督、プロデューサーのデデ・ガードナー、ジェレミー・クライナーと共に来日。都内で記者会見を行ない製作秘話を語ったほか、時おりジョークを交え、2年6ヵ月ぶり11度目の来日にご機嫌の様子だった。
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同作は、実在の人物を描いたベストセラーの原作から発想を得たNetflixオリジナル映画。グレン・マクマホン陸軍大将の栄光と衰退を通じて、現代の戦争の裏側に迫る。
主人公グレン将軍を演じるブラッドは、自身の演じる役柄について「戦争の滑稽さや愚かしさを見せるために、勝負自体の滑稽さ・愚かさを見せたいと作り上げた」と話し、「このキャラクターは自分を偉大な存在だと思い込んでいますが、傍から見るとかなり滑稽でバカバカしいのがポイント」と説明した。
予告映像でも披露しているユニークなランニングシーンは「監督がああいう走り方を見せてくれた。僕はそれをマネしただけ」と明かし、短いショートパンツは「僕のアイデアです。皆さんも履いてみてください。ぜひ一緒に流行らせましょう」と会場の男性陣に呼びかけ、白い歯をみせた。
さらに、今作の物語について「はじめは将軍の個人を描きます。ストーリーが進むにつれて、マクロな世界から戦争全体、アメリカという国、ペンタゴンは何を考えているのか、ホワイトハウスの興味はどこにあるのか。そういうことについて語っています。ストーリー前半は面白おかしいところがありますが、だんだんシリアスになっていき、『勝利とは何なのか、どう定義するのか、そして勝利というものは手に入るのか?』というような質問を投げかけていきます」と熱心に解説した。
他メンバーの話に聞き入って、記者からの質問を通訳に聞き直した際には「ごめんなさい。“今夜、何食べようかな”なんて思っていたので質問を忘れてしまいました」とペロッと舌を出して報道陣を笑わせた。
またブラッドは、本作ではプロデューサーの一人。Netflixとタッグを組んだことに関して「正直な話、組まなかったらたぶんこの作品は作られなかった。あるいは6分の1の予算で、どこかで小規模なものになっていた可能性がある。たとえそうだったとしても、こういう挑戦的なものを製作するのは、映画スタジオの現状を見るかぎり難しい」と米映画界を憂いつつ、「今回非常に大胆なものが作れた。結果に我々は満足しています」と言い切った。
映画『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』は、Netflixにて5月26日より全世界同時配信スタート。