2010年に起こった世界最大級の“人災”事故、M・ウォールバーグ主演で映画化決定
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2010年4月20日、メキシコ湾沖約80kmの石油掘削施設“ディープウォーター・ホライゾン”にて発生した大事故を実写映画化した作品『バーニング・オーシャン』(原題:DEEPWATER HORIZON)が公開されることが決定した。
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2010年4月20日、メキシコ湾沖約80kmの石油掘削施設“ディープウォーター・ホライゾン”が、海底油田より逆流してきた天然ガスの引火により大爆発を起こした。
その原因は、技術的不手際から掘削中の海底油田から逆流してきた天然ガスが引火爆発したものとされており、海底へ伸びる5500mの掘削パイプが折れて大量の原油がメキシコ湾へ流出。7月16日までの原油流出量は約78万キロリットル(490万バレル)、被害規模は数百億USドルとされる。
その後も未曾有の被害を出す大事故となり、施設だけでなく海上一面が火の海と化した。この事故は、世界最大級の“人災”でもあった。日本でも大きく報道されたが、それは事故後の原油流出による環境汚染、世界の大企業を巻き込んだ巨額の賠償問題が中心だったからだ。
この物語は、施設内に閉じ込められた現場作業員が、被害の拡大を食い止め決死の脱出を図る姿を壮大なスケールで描いた、実話に基づく海洋ディザスター。
監督は『ローン・サバイバー』、『バトルシップ』など、リアルなアクション描写に定評のあるピーター・バーグ。見る者がまるでその場にいるかのような迫力の映像を作り上げた。
そして、人為的ミスの連鎖、親会社と下請け会社の確執など、大事故へとつながる小さな原因の積み重ねを緊張感たっぷりに描いた。主演は『トランスフォーマー/ロスト・エイジ』、『ローン・サバイバー』のマーク・ウォールバーグ。共演に、実力派のカート・ラッセル、ジョン・マルコヴィッチ。さらにはジーナ・ロドリゲスや『メイズ・ランナー』のディラン・オブライエン、ケイト・ハドソンが名を連ねている。
2017年4月全国ロードショー。