俳優ベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンが、現代に生きる名探偵シャーロック・ホームズと相棒のジョン・ワトソンを演じる人気海外ドラマ『SHERLOCK／シャーロック』。2017年1月1日（現地時間）のシーズン4の英米プレミアを前に新しい予告編が公開され、これまでになく取り乱した様子のシャーロックの姿が映し出された。

　死んだはずのモリアーティの挑発するような映像が浮上し、旅立つはずが古巣に戻ってきたシャーロック。シリーズ最大の闇に包まれているというシーズン4の新たに公開された約40秒の予告編では、いつになく不安げな表情を浮かべたシャーロックが登場。炎があがる家の前に立ち尽くし、髪の毛もボサボサで無精ひげを生やしている。

　「もはやゲームではない」というタグラインの後に、ワトソンが尋ねる「これは罠か？」。「罠ではなく計画だ」と答えるシャーロックは疲れている様子だが、真剣な眼差しで答えている。

　「君が腹心の友に対して行える最悪の仕打ちは何かね」と尋ねるトビー・ジョーンズ演じる悪役の声。拳銃を手に持ち、頭を抱えるシャーロック。彼がまっすぐに前を見て「愛している」と言う先には、誰かがいるのか？ 今回の予告編では、かつてないほどの苦境に立たされていそうなシャーロックばかりか、感情を押し出す彼の姿がクローズアップされている。

　トビー演じる悪役は小説『瀕死の探偵』に登場するシャーロックの敵カルヴァートン・スミスとも言われているが、シャーロックとどのような対決が展開するのか。「愛している」の意味が明らかになるシーズン4の幕開けが待ち遠しいばかりだ。