柴咲コウ、“沢村一樹”の名前ど忘れ「役柄とワチャワチャになった」
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柴咲コウが31日、朝日放送の創立65周年記念スペシャルドラマ『氷の轍(こおりのわだち)』の制作発表記者会見に出席。本作に出演した理由は共演者の面々だったと語るも、北海道ロケでオフの時間も一緒に過ごした“沢村一樹”の名前が口から出てこない天然ボケを炸裂させ、会場の笑いを誘った。
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本作は、直木賞作家・桜木紫乃の同名小説を原作とするミステリードラマ。北海道・釧路を舞台に、新人刑事・大門真由が殺人事件の捜査を通じて氷と雪に閉ざされた秘密を解き明かしていく。今回の会見には柴咲をはじめ、沢村や余貴美子、宮本信子、瀧本智行監督(急遽、サプライズ出席)が出席した。
大門役の柴咲は、氷や雪をイメージした真っ白なノースリーブのワンピースで登場。真冬の北海道で敢行した20日間の撮影を振り返って「“そんなに寒かったっけ?”とけっこう忘れちゃってるところがある」と挨拶。「私、寒さにものすごく弱くて、冬場の撮影はできるだけ控えるように、お断りするように生きてきた。今回は脚本も面白くて、瀧本監督とお会いしたときに熱意を感じて“ぜひやらせて頂きたいな”と思って引き受けた」と述懐。徐々に当時の記憶を思い出したようで「(釧路は)風が強い。風が強い寒さは本当に痛い」と語る。
真由の教育係である警部補・片桐周平を演じる沢村は「初日に洗礼を受けた」と北海道の寒さについて言及し、オフの日は「コウちゃんと一緒に湿原に行った」と回想。冬にはなかなか出会えない大鷲に巡り合い、「しゃがんで眺めている柴咲コウちゃんと、同じ大きさの大鷲がいた」と感慨深げ。
その後、柴咲は本作のオファーを受けた理由をあらためて説明。「一番の理由は、共演者の方々。お名前を聞いて『ぜひともやりたい』とお引き受けました。余さん、余さんと、えと、あと……」と長い時間を共有したはずの共演者・沢村の名前が口から出てこない様子を見せ、沢村がたまらず「まさかオレの名前忘れた!?」とツッコミ。柴咲は手で顔を押さえて恥ずかしげに大笑いして「役柄(の名前)とワチャワチャになった」と弁明すると、沢村が「yahooニュースのりますよ」とダメ押しのツッコミを入れた。
また報道陣から、本作のキーワードの一つである屈託にちなんで“クヨクヨしたエピソード”を問われると柴咲は「今、ですね。沢村さんの名前が出てこなかったことが……」と言い出して会場の笑いを誘い、沢村が「やっぱり忘れてたのか!」と冗談まじりに怒り出した。
ドラマ『氷の轍』は、ABC・テレビ朝日系列にて11月5日より放送スタート。