『ウォーキング・デッド』は「ロメロの二番煎じ」 J・カーペンター監督が一刀両断
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ゾンビ・アポカリプスが起きたアメリカで生き残りをかけて戦う人々の姿を描く海外ドラマ『ウォーキング・デッド』。熱狂的なファン層に支えられて今秋にはシーズン7に突入する人気シリーズだが、映画『ハロウィン』『遊星からの物体X』などを手掛けたホラー界の巨匠ジョン・カーペンター監督に言わせると、「ゾンビ映画」というジャンルを確立させたジョージ・A・ロメロ作品の二番煎じだという。
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Bloody Disgustingによると、マーク・マロンのWTF Podcastに出演したカーペンター監督。ホラー映画の現状について話す際に『ウォーキング・デッド』を引き合いに出し、「まさにジョージ・ロメロが1968年に作った作品(『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生』)だよ。散々、利用してきていて、今も収まる気配がない。全く驚きだよ」と語り、『ウォーキング・デッド』に限らずホラー系の作品はどれもロメロの二番煎じであることを示唆したという。
カーペンター監督はホラー系の作品全般が、テレビ、映画に限らずマンネリ化していることを危惧している様子。「ホラーにはそろそろ新しい始まりが必要だ。復活する時だ。変える必要がある。大幅なテコ入れが必要だ」と危機感を感じているようで、「安っぽい“ポルターガイスト系”の映画も作り続けるわけにはいかない。“パラノーマル”もだ。全く安っぽい。いい加減にしてほしいね」と、歯に衣着せぬ物言いで現状を嘆いたという。