広末涼子、伊藤淳史、濱田岳、湊かなえ短編ミステリー『望郷』主演決定
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テレビ東京の「六本木3丁目移転プロジェクト」のドラマスペシャル企画として、湊かなえの傑作ミステリー短編集『望郷』から「みかんの花」「海の星」「雲の糸」の三編をオムニバスドラマ化することが決定。それぞれ広末涼子、伊藤淳史、濱田岳といった豪華俳優陣が主演を務めることが発表された。
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『望郷』は、瀬戸内海に浮かぶとある島で生まれ育った人々の、切なくも愛おしい人間模様を描いた連作ミステリー短編集。中でも「海の星」は日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞するなど高い評価を得ており、待望の初映像化となる。
広末はテレビ東京開局50周年特別企画ドラマスペシャル『永遠の0(ゼロ)』に出演(2015年2月放送)、伊藤は『モリのアサガオ』(2010年10月クール)、濱田は『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~』(2015年10月クール)に出演と、それぞれのドラマで主演を務める3人は、いずれも同局のドラマでは印象的な作品に出演している。
広末は「みかんの花」で20年前に自分と母を島に残して、東京に行ってしまった姉をずっと恨み続けている主婦、伊藤は「海の星」で幼い頃に父が失踪し、母子家庭で育った島の会社員、「雲の糸」に出演する濱田は母が起こした事件のために辛い少年時代を送り、今では出身地を伏せて活動する人気アーティストを演じる。
本作について広末は「その風景と、湊かなえさんの作品らしい世界観を美里という役を演じて感じることができ、とても楽しませていただきました」とコメントし、充実感を滲ます。そして「オムニバス作品だとは思えない重厚な物語を感じていただけるのではないかと思います」とアピールした。
また伊藤も「地元の方々や現場スタッフの皆さんに助けていただき、とても楽しくお芝居をすることができました。早く完成した作品を見たいと、心待ちにしています」とその出来栄えに自信を覗かせる。濱田も「監督はじめスタッフの皆様と共に、短い期間ではありましたが、丁寧に、臨ませていただきました」としっかり役柄に向き合った様子を見せている。
六本木3丁目移転プロジェクト ドラマスペシャル『望郷』は2016年放送。