『マトリックス』や『ダークナイト』も!撮影現場が呪われていた映画10選
日本にもファンが多い『オーメン』(76)では、撮影の二ヵ月前に主演俳優であるグレゴリー・ペックの息子が自殺。撮影開始後には、とある男性スタッフが自動車事故に巻き込まれたほか、脚本家が乗っていた飛行機が雷に打たれ、その8時間後にはペックとエグゼクティブ・プロデューサーが搭乗していた飛行機が、同じく雷に打たれている。これを受け、スタッフは専用の飛行機をチャーターしたものの、飛行機は墜落して自動車に衝突、巻き込まれた人数名が死亡した。
ハリウッド史上に残る傑作『ダークナイト』シリーズも呪われている。ジョーカーを怪演したヒース・レジャーは2008年に急逝。1日2時間の睡眠を自身に強い、鬱病と闘いながら役作りしていったレジャーは日記をつけていたそうで、その最後のページには、ジョーカー姿の写真に「バイバイ」という言葉が添えられていたという。また、撮影現場では、スタントシーンを撮影中に、1名の技術スタッフがトラックの事故によって死亡している。さらに、出演者であるモーガン・フリーマンも自動車事故に遭遇。2012年には、コロラド州の劇場で続編が上映中に銃乱射事件が発生。12人が死亡した。
テレビシリーズの『ゴースト ~天国からのささやき』(05~10)も「呪われたセット」を用いた作品。主演したジェニファー・ラヴ・ヒューイットは、撮影中にスタッフが彼女の肩の周りを何かしらが動き回っていたのを目撃し、その正体を突き止めようと映像を再生すると、幽霊が彼女の背中から振り向いている姿がはっきりと映っていたと告白している。
70年代にロードアイランド州で怪奇現象を経験したペロン一家の実話を基にする『死霊館』(13)でも様々な異常現象が起こった。監督のジェームズ・ワンは、夜遅くに作業していたとき、愛犬が「見えない何か」に向かって吠え続けていたと回想。主演のベラ・ファーミガは、脚本を夜に読んだり家に持ち帰ろうとすると決まって身体が動かなくなってしまったほか、自身のPCに原因不明の3本の傷がいきなりついていたことを明かしている。
スチュアート・ローゼンバーグ監督の『悪魔の棲む家』(80)では、主演のジェームズ・ブローリンが脚本を読んでいるときに、いきなりハンガーからズボンが落下。これにはブローリン自身非常に驚き、それまで乗り気でなかった彼は、これをきっかけにオファーを受けたという。また、2005年にライアン・レイノルズ主演でリメイクされた際には、撮影地にほど近い海岸線で遺体が発見されている。
Listverseが挙げた「撮影現場が呪われていた映画」10選は下記の通り。
『ウォーターワールド』(95)
『パッション』(04)
『ポゼッション』(13)
『マトリックス』(99)
『The Ghost Of Goodnight Lane(原題)』(未/14)
『オーメン』(76)
『ダークナイト』シリーズ
『ゴースト ~天国からのささやき』(05~10)
『死霊館』(13)
『悪魔の棲む家』(80)