阿部寛、岡田准一の仰天 “役作り”を暴露 「トイレの中までついてきた」
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映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の完成報告会見が14日に開催され、岡田准一、阿部寛、尾野真千子、平山秀幸監督が登壇。エヴェレストでの過酷な撮影を乗り越えた岡田は、「日本映画史の中でもトップテンに入るくらい過酷な撮影現場でしたが、もう一回行きたい。もう一回限界を超える。あの場所、あの景色が忘れられなくて、もうちょっと上を行きたいと密かに願っています」と再挑戦をほのめかした。
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そのスケールの大きさから映画化が難しいとされていた夢枕獏の同名小説が原作。実際にキャスト・スタッフが、約10日間かけてエヴェレストに高度順応しながら登り、日本映画としては初めてとなる標高5200メートル級での撮影が敢行された。
エヴェレスト史上最大の謎を追う野心的な山岳カメラマン・深町役を演じた岡田は、「若い時からからカメラが好きで、山に登ることが好きで、それはこの作品をやるためだったのかと思います」と嬉しそうにコメント。
山岳史上初の挑戦に憑りつかれた孤高の天才クライマー・羽生役を演じた阿部は、「岡田くんは格闘技をやられていて屈強な人。それを超える伝説のクライマー役をやるのはつらかったです」と苦笑いを浮かべる。
現地では、深町になりきるべく自分のカメラを持ちながら登っていたという岡田。ファインダー越しに阿部を見ていたら、「どんどん羽生になっていく」とその役作りに刺激を受けたという。
そんな岡田に「まるでストーカーのようにトイレの中までついてこられて…」と話す阿部。同じように尾野にも密着して写真を撮っていたそうだが、「なぜか阿部さんは上手く撮れるのに、尾野さんはなかなか上手く撮れませんでした」と落ち込む岡田に対し、阿部は「僕はすごくカッコ良く撮れていると思ったけど、尾野さんの写真はスナップみたいな写真なんだよな…」と笑った。
山の上では、岡田は阿部から健康のために“鼻うがい”を勧められたというが、「それが上手くできず死にそうになりました。むせて…」と苦笑い。このほかにも現地でのユニークなエピソードが紹介され、笑いに満ちた会見となった。
映画『エヴェレスト 神々の山嶺』は2016年3月12日全国公開。