アカデミー賞ノミネート『レヴェナント』最多、『思い出のマーニー』も候補に！
映画
第88回アカデミー賞のノミネーションが日本時間14日に発表され、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の『レヴェナント：蘇えりし者』が作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、撮影賞などを含む最多12部門のノミネーションを獲得。同作で音楽を担当した坂本龍一は惜しくも楽曲賞ノミネートを逃した。また日本からは長編アニメ賞候補に3年連続でジブリ作品が選ばれ、米林宏昌監督の『思い出のマーニー』がノミネートされた。
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『レヴェナント：蘇えりし者』では昨年の『バードマン あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）』に引き続き、イニャリトゥ監督が2年連続で監督賞を受賞するか、また主演男優賞にノミネートされたレオナルド・ディカプリオが悲願のオスカーを初受賞するかに注目が集まりそうだ。本作からはゴールデン・グローブ賞でノミネートされなかったトム・ハーディが、助演男優賞候補に名を連ねた。
続いて作品賞、監督賞、撮影賞、音響編集賞などを含む10部門のノミネートを獲得したのは、ジョージ・ミラー監督の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。トム・ハーディと共に体を張った圧巻の演技で話題になった女優シャーリーズ・セロンはノミネートを逃した。
『オデッセイ』はリドリー・スコットが監督賞ノミネートを逃したものの、作品賞、主演男優賞（マット・デイモン）、美術賞､音響編集賞などを含む7部門ノミネートを獲得した。
また、ゴールデン・グローブ賞で助演男優賞を受賞したシルヴェスター・スタローンが、『クリード チャンプを継ぐ男』でアカデミー賞でも助演男優賞にノミネートされている。興行収入記録を更新し続けている『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』は、ジョン・ウィリアムズが作曲賞候補に名を連ねたほか、視覚効果賞や音響編集賞などを含む5部門でノミネートを獲得した。
授賞式は日本時間2月29日にアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催。第88回アカデミー賞主要部門のノミネーションは以下の通り。
■作品賞
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
『ブリッジ・オブ・スパイ』
『ブルックリン』
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
『オデッセイ』
『レヴェナント：蘇えりし者』
『ルーム』
『スポットライト 世紀のスクープ』
■主演男優賞
ブライアン・クランストン／『Trumbo（原題）』
マット・デイモン／『オデッセイ』
レオナルド・ディカプリオ／『レヴェナント：蘇えりし者』
マイケル・ファスベンダー／『スティーブ・ジョブズ』
エディ・レッドメイン／『リリーのすべて』
■主演女優賞
ケイト・ブランシェット／『キャロル』
ブリー・ラーソン／『ルーム』
ジェニファー・ローレンス／『JOY』
シャーロット・ランプリング／『さざなみ』
シアーシャ・ローナン／『ブルックリン』
■助演男優賞
クリスチャン・ベイル／『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
トム・ハーディ／『レヴェナント：蘇えりし者』
マーク・ラファロ／『スポットライト 世紀のスクープ』
マーク・ライランス／『ブリッジ・オブ・スパイ』
シルヴェスター・スタローン／『クリード チャンプを継ぐ男』
■助演女優賞
ジェニファー・ジェイソン・リー／『ヘイトフル・エイト』
ルーニー・マーラ／『キャロル』
レイチェル・マクアダムス／『スポットライト 世紀のスクープ』
アリシア・ヴィキャンデル／『リリーのすべて』
ケイト・ウィンスレット／『スティーブ・ジョブズ』
■監督賞
アダム・マッケイ／『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
ジョージ・ミラー／『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ／『レヴェナント：蘇えりし者』
レニー・アブラハムソン／『ルーム』
トム・マッカーシー／『スポットライト 世紀のスクープ』
■長編アニメ賞
『Anomalisa（原題）』
『映画 ひつじのショーン ～バック・トゥ・ザ・ホーム～』
『思い出のマーニー』
『インサイド・ヘッド』
『父を探して』
■外国語映画賞
『Embrace of the Serpent（原題）』（コロンビア）
『裸足の季節』（フランス）
『サウルの息子』（ハンガリー）
『ディーブ』（ヨルダン）
『A War』（デンマーク）
■作曲賞
トーマス・ニューマン／『ブリッジ・オブ・スパイ』
カーター・バーウェル／『キャロル』
エンニオ・モリコーネ／『ヘイトフル・エイト』
ヨハン・ヨハンソン／『ボーダーライン』
ジョン・ウィリアムズ／『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』
