『キングスマン』原作コミック発売、『SW』マーク・ハミル出演の秘密が判明
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コリン・ファース主演映画『キングスマン』の原作コミック「キングスマン:ザ・シークレット・サービス」が発売となった。『キック・アス』のマーク・ミラーと『ウォッチメン』のデイブ・ギボンズが手掛ける、映画にはない設定・ストーリー展開が楽しめる。
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『キングスマン』は世界最強のスパイ機関という裏の顔を持つ高級テーラー「キングスマン」のエリートスパイ・ハリー(ファース)を中心に、科学者を次々誘拐し、人類抹殺計画を企てるヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)との抗争を描いた過激スパイアクション。全世界で4億ドルのメガヒットを記録し、続編制作の話も早々に浮上。日本では9月11日に公開される。
企画立ち上げの段階ですでに映画化を視野に製作された原作コミック。映画とは異なる設定がいくつか存在するが、中でも注目すべきエピソードについて原作者のミラーは「(映画の)オープニング・シークエンスでは、マーク・ハミル演じるアーノルド教授が誘拐されるが、コミックではハミル自身なんだ」と物語の一部を明かす。
『スターウォーズ』シリーズのルーク・スカイウォーカー役でおなじみのハミルは「マーク・ミラーの書くストーリー、デイヴ・ギボンズのアートワークの大ファンだった」と語っており、『キングスマン』について「原作がコミックブックでなかったら、私は出演しなかっただろう。(映画は)脚本の内容が変わって、私は誘拐される人物を演じることになった。科学者の役でね(笑)」と出演の決めてを語る。
ちなみに、共同原案として名を連ねるマシュー・ヴォーン監督により、2度の映画化をされ大ヒットとなった『キック・アス』シリーズの完結版コミック「キック・アス3」で言及される“頻発するセレブ誘拐事件”とは本作を指しているそうだ。ミラーの作品世界、ヴォーン監督との共同製作については、本書に収録された訳者・中沢俊介による作品解説に詳述されている。
「キングスマン:ザ・シークレット・サービス」は小学館集英社プロダクションより発売中。定価2000円(税別)。