菅田将暉&本郷奏多、ギターに目覚める!? さだまさし「バンドやればいいのに」
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NHKドラマ『ちゃんぽん食べたか』の試写会が21日に行われ、出演者の菅田将暉、本郷奏多、原作者のさだまさしが登場した。本作で菅田は落語やギター、バイオリンなどに挑戦。「毎日が発表会のようだった」と撮影を振り返った。
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撮影について菅田は「現場は楽しかったです。今、撮影は佳境なんですけど、僕自身は毎日が発表会。落語したり、ギターやったり、バイオリンしたり…」と思い返す。「僕の父は、さださんに憧れてた世代でさださんの曲をラジオなどで耳コピしてたそうです。僕は父が毎日弾き語りしてる姿を見ていました」とエピソードを明かした。
現場ではギターのシーンが多かったようで、本郷は「僕はギターが上手いという役なので たくさん練習したんです。菅田さんと音楽ってこんなに楽しいのかと感動しました」と話す。菅田も「バンドのメンバーとは関係ない曲とかもたくさん弾きました。やらなきゃいけないことはたくさんあったんですけど、皆さんに支えられ、面白いものを真面目にやった現場でした」と述懐した。
さだは「皆でバンドやればいいのに」とキャスト陣につぶやきつつ、「この小説は、70年安保のころの高校生がどういう心境だったか伝えたかった。新宿騒乱があったり、三島の割腹自殺があったり、周りには事件がいっぱいあったけど、僕らの日常にとっては、恋の行方や友達との行き違いなどが大事件だった。そういう世情の中で一生懸命やっていた」と小説へ込めたストーリーを明かした。
本作は、シンガーソングライター・さだまさしが書いた自伝的青春小説のドラマ化。昭和40年代初頭、天才少年と期待されたひとりのヴァイオリン弾きの子供が、たった一人で長崎から上京し下宿生活するが、挫折。さまざまな人に囲まれて、青年へと成長するまでを描く。
この日の会見には、間宮祥太朗、泉澤祐希、森川葵、真鍋斎制作統括も出席した。ドラマ『ちゃんぽん食べたか』は5月30日22時スタート。原作本『ちゃんぽん食べたかっ!』も28日発売。