U2、『ソロモンの偽証』に楽曲提供!日本映画初の快挙に監督「感無量です」
U2が、前後篇2部作で公開する映画『ソロモンの偽証』の主題歌を担当することが決定した。U2が日本映画の主題歌を担当するのは初であり、提供する楽曲は最高傑作ともいわれる代表曲「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」だ。
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今回の楽曲提供は、成島出監督とプロデューサーの池田史嗣が「“自分をさらけ出そう”と歌うボノの魂の叫びは“偽証”の謎に立ち向かう主人公達を祝福し、映画の持つ本質と完璧に共鳴し、ラストの感動を何倍にも増幅してくれる。本作のエンディングはこの曲以外にない」と使用を熱望。
これまでに日本映画への楽曲使用を許諾したことがないU2だったが、池田プロデューサー自身が、英語で語りかけるビデオメッセージをU2に送付。U2は、その思いとメッセージに共感したことから、今回のコラボレーションが実現した。
主題歌がU2に決定したことを受けて、本作で大人になった主人公・藤野涼子役の尾野真千子は「まさか自分が出ている映画に使われるなんてほんとうに嬉しいです」と喜びを口にする。また、U2の楽曲使用を熱望した1人である成島監督は、「(本作に)強い手応えを感じている中、エンディングでU2とコラボレーションするという長年の夢までが叶い、まさに感無量です」とコメント。嬉しさを滲ませた。
本作は、ベストセラー作家・宮部みゆきの最高傑作と謳われている『ソロモンの偽証』の実写映画化。クリスマスの朝、雪の校庭に転落死した男子生徒。警察は自殺と判断したが、殺人の目撃者を名乗る告発状が学校に届く。告発された容疑者はクラスメイト。過熱するマスコミ報道、無力な学校と親、新たな殺人計画、そして犠牲者がひとり、また一人。もう、大人たちに任せておけない。隠された真実を暴くため、学校内裁判が開廷される…。
『ソロモンの偽証 前篇・事件』は3月7日公開/『ソロモンの偽証 後篇・裁判』は4月11日公開。