鈴木京香、『おかあさんの木』で“もんぺ姿”披露 息子の帰りを待つ7児の母親役
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教科書に長き渡り掲載された名作『おかあさんの木』が、戦後70年を迎える今年、鈴木京香主演で映画化が決定した。『解夏』の磯村一路監督がメガホンを取り、鈴木は兵隊にとられた7人の子ども達の帰りを待つ母をもんぺ姿で熱演。また、三浦貴大、田辺誠一、志田未来ら実力派キャスト陣の出演も明らかとなった。
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『おかあさんの木』(ポプラ社)は、昭和52年より述べ32年間、小学校5年生用の教科書に掲載されていた不朽の名作。貧しいながらも懸命に育て上げた7人の子供たちを次々と兵隊にとられ、そのたびに子供の数だけ桐の木を植え、世話をし、無事に生きて帰るのを待つ…そんな優しい母親・田村ミツを鈴木が演じる。
その他、田村家の次男・二郎役には三浦貴大。ミツの亡き夫のかつての同僚であり、今も田村家を見守り続ける昌平役に田辺誠一。昌平の娘・サユリ役に志田未来らが名を連ね、いつの時代も決して変わることのない人々の繋がりや、“母と子の情愛”を描く。
鈴木は、原作を読んで「母と子の思いが寄りそった、悲しみの中にも人のぬくもりの温かさが残る優しい物語だと思いました」とコメント。そして、自身の役に対し「素朴で強い、まさに大地のイメージの女性です。賢明に家族を思うミツは私の中で、当時必死に生きた日本の母親像とぴったりと重なりました」と胸の内を明かす。
また、“戦時中の母”としての衣装について「割烹着姿の母親役をいつか演じてみたいと思っていましたし、もんぺもパッチも快適で気に入りました」と、当時の衣装にも馴染んだ様子。「日本人の心の原風景ともいえるこの物語を、全ての世代の観客の皆さんの心に届くよう、スタッフキャスト一丸となって励んでいきます」と意気込みを語った。
『おかあさんの木』は6月6日より全国公開。