『イントゥ・ザ・ウッズ』のシンデレラ、物語誕生以来500年にして初めての…
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大ヒット公開中のウォルト・ディズニー最新作『イントゥ・ザ・ウッズ』は、願いを叶えたおとぎ話の主人公たちの「めでたし、めでたし」の後に待ち受けていた運命を描く大人のミュージカル映画。その登場人物の一人シンデレラの、 “ある行為”が我々の知っている事実とは大きく異なっているため、注目を集めている。童話誕生から500年で初めてとなるシンデレラの意外な行動とは?
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従来のストーリーは、12時の鐘が鳴り、自身にかかった魔法の効果が切れることを恐れたシンデレラが必死でお城から逃げ出す際にガラスの靴が脱げてしまい、それを拾った王子がその靴を頼りにシンデレラを探し出すというもの。ところが本作では、王子と結婚することを思い悩んだシンデレラが、その重大な決断を王子に委ねるべく、わざと階段に靴を残していくのだ。
時代に合わせて新しいストーリーを生み出していくディズニー映画は、女性が自ら人生を切り開いていく今の時代に合わせ、これまでのハッピーエンドを覆す『アナと雪の女王』を作り出し、大ヒットを記録したことは記憶に新しい。『イントゥ・ザ・ウッズ』でも、王子との結婚を夢見る純朴な少女ではなく、複雑な女心や愛の駆け引きをするシンデレラを描いている。
作詞・作曲家のスティーヴン・ソンドハイムは、「ジェームズ・ラパイン(脚本)は、シンデレラの物語に対して、この500年間誰一人としてやらなかったことに挑んでいる。それは、意図的に靴を落としたということ。これは実に賢い行動ですよ。そうすることで彼女は王子様が本当に彼女のことを愛しているかどうかを見極めることができるのですからね」と、本作のシンデレラのイメージが従来のものとは全く異なるとコメントしている。
果たしてシンデレラのいきつくハッピーエンドのその先とは…。この春、彼女の運命とディズニーが問いかける“本当の幸せとはなにか?”の答えを、劇場で確かめてみてはいかがだろうか。