山崎賢人、舞台初挑戦で監督からダメだし「お客さんの方を向くよう…」
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31日より上演される舞台『里見八犬伝』の囲み取材が30日に行われ、主演で舞台初挑戦の山崎賢人のほか、村井良大、馬場良馬、荒井敦史、高杉真宙、玉城裕規、丸山敦史、石垣佑磨、松田賢二、白石美帆、演出の深作健太が登場した。
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本作は、知勇に優れ、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の各字を刻んだ8つの玉を持った8人の犬士が出会い、立ちはだかる巨悪に果敢に挑み対決を繰り返し、やがては悪を打ち滅ぼしていくという壮大な歴史ドラマ。深作欣二監督を父に持つ深作健太が2012年の公演に引き続き演出を担当する。
フジテレビ連続ドラマ『水球ヤンキース』の出演で今後活躍が注目される山崎は「皆さんに助けてもらって、教えてくださって、和気あいあいとしながら、締まるところは締まった充実した期間でした」と初舞台の稽古を振り返った。
さらに山崎は、演出の深作からかなりのダメ出しを受けたようで、「たくさん言われました。お客さんがいるので、お客さんの方向に向くということとか、お客さんにわかるようにやるとか…」と緊張を隠しきれないようで言葉に詰まった。隣に舞台経験豊富な村井が「感情の動きだったりね」とフォローすると、報道陣から温かい笑いが漏れた。
そんな村井は「新しい『里見八犬伝』になっています。立ち回りもいっぱいありますので、ぜひ見に来てください」とアピール。馬場は、「8人のキャラクターが作品の中で必死で生きているので、僕たち役者がキャラクターに負けずに駆け抜けることができれば成功に終わるんじゃないかと思っています」と意気込みを見せた。
演出の深作は「魅力的な舞台が始まろうとしています。このキャストでやることが夢でしたし、結束力もすごい。日本中元気になる『里見八犬伝』を作れればと思っています」と力強く語った。
『里見八犬伝』は新国立劇場 中劇場にて、10月31日から11月17日まで上演。11月以降は大阪、高松、北九州、館山などでの公演も予定されている。