園子温作品を9時間ぶっ通し上映! ラインナップは『むき出し』『紀子』『熱帯魚』
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東京・池袋にある映画館「新文芸坐」にて、オールナイトイベント「日本映画の旗手たちVol. 16 9時間越え!園子温の長尺ナイト!!」が10月25日の20時から開催。その名の通り、今や世界的映画監督となった園子温の名作3本を9時間を越える大ボリュームでお届けする。
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20時から上映の1本目は『愛のむきだし』(09)。クリスチャンの家庭に生まれたがために盗撮魔となった青年の物語を約4時間もの長編で描いた作品であり、「東京フィルメックス」「ベルリン映画祭」などの映画祭で様々な賞を受賞。またキネマ旬報ベスト・テンでは主演・西島隆弘の「新人男優賞」、助演・満島ひかりの「助演女優賞」、さらに日本映画ベスト・テンの第4位を獲得した。
2本目は『紀子の食卓』(06)。著書『自殺サークル 完全版』のその後を描いた作品であり、過去10年で最高視聴率を記録したNHK朝ドラ『花子とアン』の主人公を務めた吉高由里子のデビュー作。本作でヨコハマ映画祭の「最優秀新人賞受賞」と受賞した吉高の初々しい姿にも注目だ。
3本目の『冷たい熱帯魚』(11)は、実際に起きた“埼玉愛犬家連続殺人事件”をベースとした作品。ヴェネツィア国際映画祭、トロント国際映画祭、釜山国際映画祭などでも上映され、好評を博した。また、でんでんは本作での怪演で日本アカデミー賞「最優秀助演男優賞」受賞を始め、各部門で日本の名だたる映画賞に輝いた。
園監督の圧倒的な衝撃作を、大スクリーンで9時間ぶっ通しの鑑賞…。間違いなく疲れるだろうが、家でのDVD鑑賞とは比べものにならない興奮が得られる貴重な機会だ。イベント詳細は新文芸坐公式サイトまで。