<TIFF2014>宮沢りえ、7年ぶりの映画主演に「ものをつくる辛さと喜びを感じる」
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「第27回東京国際映画祭」レッドカーペットイベントが行われ、映画『紙の月』の宮沢りえ、池松壮亮、吉田大八監督らが出席。 本作が7年ぶりの映画主演となった宮沢は「7年ぶりということでそれまでためていた部分を使い切った思いがあります。常識とか倫理とかをかなぐり捨てて向かう場所ってどこなんだ?という部分をみてほしい」と想いを語った。
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また宮沢は「撮影は過酷で、ものをつくる辛さと喜びを感じながらも出来上がった作品を華やかな場所に持ってこられたという喜びがあります」と手ごたえを感じつつ、現場を振り返る。吉田監督も「原作が好きな方も多い。映画として向き合っていただければ満足していただける自信はあります」と仕上がりに自信たっぷりの様子。
本作は、『八日目の蝉』の原作などで知られる直木賞作家・角田光代の同名小説を基に、銀行で働く平凡な主婦(宮沢)が、不倫の末に起こす巨額横領事件を描いた物語。今年より「東京サクラグランプリ」から「東京グランプリ」に名称を変えた最高賞を競うコンペティション部門には、本作が邦画として唯一選出されている。
第27回東京国際映画祭は10月23日~31日の期間に六本木ヒルズ、TOHOシネマズ日本橋ほかで開催。