本田翼、佐藤浩市と“歳の差30歳”のラブストーリー『起終点駅 ターミナル』映画化
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直木賞作家・桜木紫乃作品の初映画化決定した。2012年に発表された同名作品を原作とした本作『起終点駅 ターミナル』は、佐藤浩市、本田翼、尾野真千子をメインキャストに迎え、舞台となる北海道・釧路にて現在撮影中だ。
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主演となる佐藤が演じるのは、最果ての地で孤独に生きる55歳の弁護士・鷲田完治。愛を失った完治が担当した事件の被告人として現れた、孤独で傷ついた25歳の女・敦子を本田が演じ、歳の差30歳の2人の男女の淡いラブストーリーを描く。
また、学生時代に突如姿を消した完治の恋人であり、10年の時を経て、当時判事を務めていた完治の前に覚せい剤事件の被告として現れた女・冴子には尾野真千子。関係が甦る2人だったが、再び完治の前から姿を消し、彼が判事の職も、妻も幼い子どもさえも捨てるきっかけとなったキーパーソンとなる。
佐藤は本作に対し、「司法に罰せられない罪。人はいくつかの他人に言えない罪を抱えながら生きている。その過ちを誰かに許して貰う事も自身で許す事も叶わず。初めてこの本を読んだ時の感想です。他人事のようにこの映画を観ながら、終わり近くでは、身につまされる切なさと、小さな救いのある映画になるよう釧路で頑張ってます」とコメント。
また、本田は「佐藤浩市さんとご一緒できる機会をいただき嬉しさと同時にプレッシャーも感じています。また監督からはリハーサルの際に敦子という役柄についてご指導いただき準備をしてきました。取り巻く環境や生い立ちは自分とはまったく違うものですが、椎名敦子が生まれ育った土地で演じることによりいつもと違う自分をみせられたらと思います」と意気込みを語った。
『起終点駅 ターミナル』は2015年秋公開。