『ダークナイト』のクリストファー・ノーランが製作総指揮を務め、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジョニー・デップを筆頭に豪華キャストで贈る、注目の近未来SF超大作『トランセンデンス』。公開を6月に控え、遂に予告編と劇場版ポスターが解禁された。

　テクノロジーとの融合が人類に新たな進化をもたらし、死をも克服するとさえ言われる“超越”世界を描き出す本作。現実でも、一説では遅くとも40年以内に起こると言われているリアルな未来像を描いた作品だ。

　解禁された予告編では、科学者ウィル（ジョニー・デップ）が反テクノロジーテロ集団に襲われ、彼を救うために愛する妻エヴリン（レベッカ・ホール）は親友の研究者マックス（ポール・ベタニー）の協力を受けて、ウィルの頭脳をスーパーコンピュータにインストール。彼がコンピューターの中で蘇り、音声、そして画面からウィルの顔が浮かび上がり…まさに、“始まり”から描かれている。

　次第に想像できない進化を始めたウィルを見て、神の領域に足を踏み入れるかの事態に疑念と恐怖を覚えるイヴリン。世界を救うはずの進化は、果たしてどこに行きつくのか。そして超頭脳となったウィルは、本当に彼女が愛した男なのか。

　クリストファーと長年コンビを組んでいた本作の監督、ウォーリー・フィスターが惚れ込んだ脚本はハリウッドの業界人が選ぶ製作前の優秀脚本“ブラックリスト”にも選出。それを、アカデミー賞撮影賞を受賞した経歴を持つウォーリー監督が、最高のキャスト陣と共に挑む。

　そして、久々に“白塗り封印”したジョニーが、生前と超頭脳のウィル、予測不能な危なさが混在する役をどのように演じ分けるかなど興味は尽きない。

　『トランセンデンス』は6月28日より全国公開。