デヴィッド・フィンチャー、英スリラードラマをリメイク
ネットドラマとして初のエミー賞3部門に輝いた話題のドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』を手掛けたデヴィッド・フィンチャー監督が、今度はイギリスで話題のスリラードラマ『Utopia(原題)』をアメリカ向けにリメイクすることが明らかになった。
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イギリスの公共テレビ局チャンネル4で2013年に放送された『Utopia(原題)』。シーズン2の製作が決定し、2014年後半からの放送が予定されているという本ドラマは、「The Utopia Experiments」というタイトルのグラフィック・ノベルの続編原稿を手にした人達に襲い掛かる不可解な事件を描いているというスリラー。イギリス版には、ムービードラマ『ラスト・エネミー 監視国家の陰謀』のポール・ヒギンズや、ドラマ『Misfits/ミスフィッツ ― 俺たちエスパー!』のネイサン・スチュアート=ジャレット、映画『ワン チャンス』(14)のアレクサンドラ・ローチなどが出演している。
アメリカでのリメイク版は米HBO局で製作が進められ、フィンチャーが製作総指揮と監督を兼ねるのこと。脚本はフィンチャー監督の新作スリラー『Gone Girl(原題)』の原作者ギリアン・フリンが手掛けるそうだ。アメリカ版リメイクのキャスティングは不明。
フィンチャー監督はこの2月よりシーズン2が配信予定の『ハウス・オブ・カード 野望の階段』ではメガホンを取らないと報じられている。昨年10月には『セブン』(96)、『ファイト・クラブ』(99)、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(09)の3作でタッグを組んだブラッド・ピットと、グラフィック・ノベル『Black Hole(原題)』の映画化に乗り出すと伝えられているが、製作時期は未定。