映画『アルフィー』（04）での共演がきっかけで恋愛に発展したジュード・ロウと交際当時、彼の友人であり、今や第6代目ジェームズ・ボンドとして人気のダニエル・クレイグと浮気したと報じられたイギリス人女優シエナ・ミラーだが、シエナのダニエルへの思いは浮気心ではなく愛だったようだ。

　今や解体されたタブロイド紙News of the Worldの記者が、ニュースのネタのためにシエナを含むセレブ達の携帯のボイスメールをハッキングしていた事件。現在、ロンドンで裁判が行われており、証拠として、シエナがダニエルに残したボイスメールが法廷で流されたそうだ。

　APによると、ボイスメールの内容は、シエナがジュードと外出中にダニエルに電話して残したもの。「ハーイ、私よ。今、話せないの。ジュードと一緒にグルーチョ（会員制クラブ）にいるの。あなたを愛している」というメッセージだったという。

　その後、同誌はシエナがダニエルと浮気したと報じたが、当時、ダニエルは映画プロデューサーのサツキ・ミッチェルと婚約中で、シエナと関係があることを否定した。

　また、シエナは最近、「Esquire」誌イギリス版のインタビューで、当時を振り返り、奔放な恋が原因でキャリアが潰れかけたと語ったそう。

　「撮影では最初に現場入りして最後に帰っていたわ。スタッフとも仲良くできたし、プロに徹した。至ってマジメよ。でも仕事でない時は、模範的な行動とは言えなかった」とシエナ。「セカンドチャンスをもらえたから私は凄く運が良かったのね。本当にヒドかったもの。自分のプライベートが暴露された記事を読むのは辛いわ。自分が認めていない人間が出演している映画を見ようとは、誰も思わないでしょ」。

　現在は4歳年下の俳優トム・スターリッジと結婚し、女児マーロウもいて幸せいっぱいのシエナ。過去には妻帯者のアメリカ人俳優バルサザール・ゲティと堂々不倫していた時期もあったが、そんな過去とは完全に決別したようだ。