安田美沙子主演、子宮頸がんを題材にした映画『いのちのコール』公開決定!
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バラエティから女優業まで幅広く活躍している安田美沙子が主演を務めた『いのちのコール~ミセスインガを知っていますか~』の公開が決定した。子宮頸がんに侵され、余命宣告された女性を軸に描く愛と感動の物語。
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09年に子宮頸がんを発症、余命を宣告された故・渡邉眞弓さんが、病気と闘いながらも検診の大切さと生きることの素晴らしさを伝えたいと、娘に綴った手記をもとに、眞弓さんの想いに感銘を受けた35歳の小池和洋プロデューサーと31歳の蝦原やすゆき監督という若きクリエイターにより映画化が実現した本作。眞弓さんは作品完成前に逝去したが、母として娘へ託した想い、全ての女性に向けたメッセージは私たちの心を強く揺さぶるだろう。
主役のたまきを演じるのは、ピュアな透明感で男性からも女性からも好感度の高い安田美沙子。メッセージ性の強い役に対して、「女性として、子宮頸がんについてのお話に取り組むということは責任も感じましたし、意義があることだと感じました」と語る安田。体験談などもリサーチして真摯に取り組んだ本作で、どのような演技を見せているのか、安田の女優としての力量にも注目が集まるところだ。
そして、たまきの人生の最期を支えるマユミ役には、日本アカデミー賞、ブルーリボン賞など、数々の女優賞を受賞している演技派・室井滋が抜擢。そのほか、山口賢貴、国広富之、筒井真理子、榊英雄、中野良子、岡本富士太、大和田伸也らが脇を固める。
メガホンをとった蛯原監督は、「性行為に興味を抱く若い世代、特に男性に観てほしい」とコメント。「子宮頸がんは女性の病気ですが、元々は男性が持っているヒトパピローマウイルス(HPVウイルス)が性的接触によって感染するが原因です。また、取材していく中で『子宮頸がんに対する偏見が多い』と感じました。作品を通して一人でも多くの方が、子宮頸がんの正しい知識を持ってもらう事ができたら本当に嬉しく思います」と作品に込めた熱い思いを語った。
32歳のたまき(安田美沙子)は、人生の最後に大好きなラジオDJ・マユミ(室井滋)の番組に電話した。マユミは長年の勘で、彼女が自殺を考えていることを察し、思いとどまるよう説得する。やがて彼女が子宮頸がん患者であり、夫とも離れ仕事も退職したことがわかる。マユミは彼女を救おうとある行動に出る。それは、多くの子宮頸がん経験者リスナーからの励ましの声を聞かせることだった…。
『いのちのコール~ミセスインガを知っていますか~』は、初夏全国公開。