マッツ・ミケルセンが表情で魅せる 『愛を耕すひと』成長する主人公の心情変化を捉えた場面写真
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2025年2月14日に公開されるマッツ・ミケルセン主演の新作映画『愛を耕すひと』より、人間らしく成長していく主人公ケーレン大尉の心情の変化を捉えた場面写真が解禁された。
【写真】マッツ・ミケルセンの表情に注目 『愛を耕すひと』冷徹さが消えていく主人公
原作は、イダ・ジェッセンによる史実に基づく歴史小説『The Captain and Ann Barbara(英題)』。発売前に読んで感銘を受けたニコライ・アーセル監督が“北欧の至宝”マッツに声をかけ、『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』以来2度目のタッグが実現。多くのマッツ出演作に携わってきたアナス・トマス・イェンセンも脚本に加わり、デンマーク開拓史の裏に隠された、ある愛の物語を映画化する。
マッツが演じるのは、称号にこだわり開拓という目的のために手段を択ばず強引に押し進める主人公ケーレン大尉。前半で冷徹な一面を見せていたケーレンが、夫を失った女性や親から捨てられた少女など同じ孤独を抱えた者たちとの出逢いによって次第に心を通わせ人間らしく成長していく過程を繊細に演じ分けている。
今回解禁された場面写真は、ケーレン大尉の頑固さと複雑な感情の変化が垣間見えるものとなっている。冷たい氷が溶けていくような繊細な感情の移ろいを表情で魅せるマッツの高い表現力に注目だ。
物語の前半におけるケーレン大尉のキャラクターについて、現代の観客が共感しやすいように書かれていた当初の脚本にマッツは反対。その背景には映画『タクシードライバー』の影響があったという。「好感を持てなかった主人公に共感できたと思ったら、また嫌だと感じたりしたのです。映画館を出て僕は、今観た主人公はまさにリアルだと感じました。現実の世界には、ああいう人たちがたくさんいます。あの映画は、あの主人公だからこそ面白いのだと」と、かつて受けた衝撃を語る。
本作のケーレンを演じるにあたり「貴族が嫌いなのに、自らその身分を得ようと必死になります。まさに、その矛盾した感情にこそ彼の人間性が表れていると思いました」と、複雑な人間らしさを大事にしていることを明かしている。続けて、自身の役作りとケーレンの共通点について、「彼はかなり頑固な性格ですが、僕の友人たちはそんな頑固なところが僕に似ていると言うかもしれませんね」ともコメントしている。
映画『愛を耕すひと』は、2025年2月14日全国公開。
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