竜星涼と八木莉可子がダブル主演するドラマ『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』（日本テレビ系／毎週土曜22時）で、渡良瀬貴一役の竜星、妹・優貴役の八木、鳳凰役の藤ヶ谷太輔、入間慎之介役の及川光博が先日クランクアップを迎えた。最終話は12月14日放送される。

　本作は、限界スレスレの潜入捜査で巧妙化・複雑化する特殊詐欺の闇を暴く、父の命を奪われた兄妹による巨悪犯罪組織への命を懸けた復讐（ふくしゅう）劇を描く。

　竜星涼、八木莉可子、藤ヶ谷太輔、及川光博の4人は、それぞれ別のシーンでクランクアップ。最後に竜星が演じるシーンが終わり、撮影はオールアップとなった。

　アジトのスタジオでクランクアップした竜星涼は、うっすらと涙を浮かべ、「寂しいですね。こんな気持ちになったのは久しぶりです。寂しいです。こんなふうに思えるような本当に気持ちのいいスタッフの皆さん、キャストの皆さんに恵まれて素晴らしく楽しい現場でした。今までいろいろな作品に携わってきて、そこで出会った皆さんと『潜入兄妹』でまた集まることができて最初から気心が知れた仲間たちと一緒にやれたってことは凄く強かったです。そしてまた新しく出会ったスタッフの皆さんとは、これからいい縁がつながってまた仲間としていろんな作品で出会えたらと思います」と思いを語った。

　また、クランクアップのために来てくれた八木に「今日、来てくれた妹に感謝します。あなたが居たから現場がみんな明るくなれたと思うし、本当に兄として頑張ろうと思いました。ステキな兄妹にしてくれてありがとう！」と感謝。「皆さん、暑い時期から寒い時期までありがとうございました。また会いましょう」とあいさつした。

　父が眠る霊園シーンにてクランクアップした八木莉可子は「4カ月間ありがとうございました。連続ドラマでダブル主演は初めてで、サスペンスも初めて挑戦させていただいて、途中、この優貴ちゃんでいいのかな…？　とか、最後まで頑張りきれないかも…と正直悩んだりもしました。その中でも、現場のみなさんは凄くいつも温かくて優しくて、お兄ちゃんを始め、皆さんに支えていただいて、今日を迎える事ができたと思います。本当に今までありがとうございました！」とあいさつ。

　アジトのスタジオでクランクアップした藤ヶ谷太輔は「今回ドラマに参加させていただいて、途中から顔を出す展開とか凄く新鮮でした。毎日撮影があったわけではないので、出演者の皆さんと距離感がいきなり近づくわけでもなく。でもそれを、今回の役柄に使おうと思いました。緊張感のある現場もすごく新鮮で、こういう緊張感、全然嫌いじゃないなというところもありました。皆さん、別の現場で仲のいい役とかあったら、その時はいろいろ話しましょう（笑）」とコメント。

　寒風が吹きすさぶ埠頭シーンでクランクアップした及川光博は「クランクアップしてホッとしました。真夏の暑さから、今日の凍える冷たい風。約4カ月、みなさんと共に作品を創ってこられたこと、誇りに思います。先日、母からメールがきまして、『もし（及川が演じる）入間刑事が真犯人だったら、お母さん泣いちゃう』って言われました（笑）。とても楽しい作品で毎回台本をいただくのが楽しみでした。小説を読んでいる感覚でワクワクしました。本当にありがとうございました！ チャオ～（ハート）　ありがとう！　愛してるよ！」と語った。

　ドラマ『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』最終話は、日本テレビ系にて12月14日22時放送。