伊藤健太郎×愛希れいか×乃木坂46・弓木奈於がおくる“隠れぼっち”たちの群像劇『未恋』、来年1.9スタート
関連 :
■伊藤健太郎
――今作への出演が決まったときのお気持ちや役柄、似ている点を聞かせてください。
“普通の男性”という役も久しぶりだったので、新鮮な気分になりましたし、すごくうれしかったです。オフィスでの芝居も久しぶりだったので、日々新鮮で面白いなと思っています。僕は、健斗ほどネガティブになることが少ないので、似ている部分はそんなに多くはないと思います。でも、健斗が仕事や人間関係に対して悩んでしまう部分は、見てくださる方々も健斗に寄り添えるのではないかと思います。ある意味、すごく人間味があり、感情に正直な部分はすごく共感します。特徴がある人間というわけではなく普通の男なので、演じるのは難しいですが、そこはフラットに演じられるように頑張っています。
――愛希れいかさんと弓木奈於さん(乃木坂46)のそれぞれの印象を教えてください。
愛希さんはすごくしっかりされている方で、現場を引っ張ってくださっているなと感じます。でも、たまにすっとんきょうなことをおっしゃるので、そこは面白いなと思います。弓木さんは、弓木ワールドがあるので、質問が質問で返ってくるみたいな、もうなんか不思議です(笑)。「今、何の話してたっけ?」ってこちらが翻弄(ほんろう)されるような、面白い部分を持っている方です。でも、お二人とも現場にいてくださると和みますし、お二人のおかげですごく楽しい時間を過ごせています。
――視聴者の皆さまに見どころをお願いします。
健斗は、編集者の中で“ミスターリスク回避”と呼ばれているような人間ですが、女性に対してはちょっと不器用な部分があったり、余計な一言が多かったりします。女性2人と健斗の構図やバランスも興味深くて、会社に愛希さん演じるみなみが入ってくることで、プライベートと仕事にブリッジがかかったような部分も、話が進むにつれてどんどん面白くなっていきます。劇的に何かが動いたり、感情が思いっきり揺さぶられたりするというよりは、ほのぼのとしたストーリーで、何も考えずに見られるような30分間だと思うので、日々の疲れの癒しの時間に、この作品がなってくれたらうれしいなと思います。
■愛希れいか
――今作への出演が決まったときのお気持ちや脚本を読んだ感想を聞かせてください。
私自身、現代劇の経験があまりないので、今回、挑戦できることがうれしかったですし、普段は舞台が多いので、映像でこのような役にチャレンジできることはすごく光栄でした。刺さるセリフや共感できる部分が多いので、見てくださる皆さまにも、きっと伝わるものがあると思います。テンポが良くて見やすいうえに、すごく響くものがあって、最終的にポジティブな気持ちになれるところがステキです。実際に演じてみて、台本を読んだときよりも、かなりコメディーっぽくなっている部分があって、より楽しく見ていただけるのではないかと思います。
――伊藤健太郎さんと弓木奈於さん(乃木坂46)のそれぞれの印象を教えてください。
伊藤さんは壁を作らない方で、周りの方にすごく自然に気を使って、明るく盛り上げて引っ張ってくださる、とても優しい印象です。そして、お芝居に入った時のスイッチの切り替えが素晴らしくて、たくさん学ばせていただきました。弓木さんは、みなみのセリフにもあるように「顔ちっちゃ! かわいい!」っていうのが第一印象です。取材で初めてしっかりお話したときに、言葉のチョイスが面白い、弓木ちゃんなりの世界観があって、すごく興味深く、不思議でとにかくかわいいです。
――視聴者の皆さまに見どころをお願いします。
『未恋』というタイトルの中に“恋”という字が入っているので、恋愛ものに見えるかもしれませんが、それだけではなく、それぞれが抱える葛藤や人間ドラマがしっかりと描かれています。私が演じるみなみは、シングルマザーなので、特にお子さんがいらっしゃる方にも刺さると思います。幅広い年代の方に見ていただける面白い作品だと思うので、ぜひ、リラックスした気持ちで見ていただけたらと思います。
■弓木奈於
――今作への出演が決まったときのお気持ちや脚本を読んだ感想を聞かせてください。
ドラマを見ることが趣味で大好きだったのですが、これまで演技の経験があまりなかったので、出演が決まったことを知ったときはすごくうれしかったです。ゆずの「助けてあげたい!」と思うような危うさや、ひとりぼっちだと感じている部分を読んで、最初は「大丈夫か?」と思ったのですが、読み進めていくにつれて、私も状況は違いますが、すごく共感できる部分がありました。実際に演じてみて、「こんなのかわいい、ステキだな」って想像するだけだったことも、ゆずを演じることでできちゃうこともあったので、ゆずの大胆さや素直さをとても頼もしく感じました。私にとっては挑戦でしたし、恥ずかしさもありましたが、楽しかったです。
――伊藤健太郎さんと愛希れいかさんのそれぞれの印象を教えてください。
伊藤さんは本当に“光っちゃってる”というか、伊藤さんが来ると現場が明るくなりますし、誰に対しても同じ態度で接していて、みんなを引っ張ってくださるので、すごくステキで尊敬できる方だなと感じています。愛希さんは、(ゆずが)ライバル視している役ではありますが、お会いしたらとても優しくて、しっかりされているお姉さんでした。でも、おちゃめな部分も見えてきて、かわいらしい方だなと思います。そして、演技もすごく真摯(しんし)で、とてもお芝居が好きなんだなっていうのがひしひしと伝わってくる、ステキな方です。
――視聴者の皆さまに見どころをお願いします。
このドラマは、誰もが「こういうことあるよな」と思えるような感情が細かく散りばめられた作品になっていると思います。私自身にとっても、前に進んでみようかなとか、ちょっと勇気を出して誰かと話してみようって思うようなきっかけになったドラマなので、皆さんにとっても、前向きな気持ちになったり、一緒に寄り添ってくれたりするようなドラマになったらいいなと思います。