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西垣匠、『ドラゴン桜』以来3年ぶり日曜劇場に 神木隆之介&宮本信子から学ぶこととは

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■本物のホストから“声かけテクニック”伝授!

――ホストの方が撮影現場に監修として来ていたと聞きましたが、参考にしたことは?

西垣:道行く女性への声のかけ方を教えてくれました。「君、可愛いね」と声を掛けるだけでは、女性にすぐにホストだとバレて振り向いてもらえないというアドバイスをいただいて。もっと自然で、確実に振り返ってもらえるテクニックを教わりました。例えば「お姉さん、久しぶり」「お姉さん、ハンカチ落としたよ」といったフレーズです。これは実際に効果があるんだそうです!

――撮影現場の雰囲気や、神木さんとのやり取りで印象に残っているエピソードはありますか?

西垣:現場は和気あいあいとしています。端島パートでは重たいシーンもあるかと思いますが、神木さんと僕のシーンは比較的ゆるくて、視聴者の皆さんに和んでもらえるような部分。だからこそ、いつも楽しく撮影しています。実際に歌舞伎町のホストクラブがある場所でも撮影しているのですが、実際に本物のホストの皆さんがいる歌舞伎町を体感することができて、神木さんとその独特の雰囲気をしみじみ感じた日もありました。

――神木さんとの共演で刺激を受けたことはありますか?

西垣:神木さんは1つのスケジュールで二役をこなすので、エネルギーの消費がすごいですよね。時代も立ち振る舞いも異なるので、自分には想像がつかないです。あとは、神木さんと宮本信子さんとのシーンで、僕が先にその場から出て行く場面があったのですが、その後のお2人の会話がすごく自然でリアリティにあふれていて…。まさに「会話とはこういうものだよな」と感じました。撮影後にはモニターでお2人の芝居をこっそり見て、学ばせていただくこともあります。

――本作を経て、俳優としての面白さや難しさについて改めてどう感じましたか?

西垣:役の大小で考えたことはあまりないのですが、いつもどの役でも難しさを感じます。特にこの撮影現場では、自分で考えてやってみたお芝居に「もう少しこうできる」と監督が味付けをしてくださるので、より緊張感があります。神木さんとのシーンでは、話をしていて少し変な間が空いたり、セリフの話し始めがかぶったりしても、それはリアルでも起こることだからということでカットがかからず続くこともあって。そういうドキドキもある楽しい撮影現場です。台本どおりに演技をしているというより、本当に“やり取りをしている”感覚があります。

――監督から言われたことに対して、難しいと感じることはありますか?

西垣:自分が考えていた演技プランと全然違う方向に舵を切っていただくこともあるのですが、そういうときはリクエストに応えられるよう精一杯奮闘しています。一方で、方向性が同じでプラスアルファを求められたときはやはりうれしいですね。それが役をさらに深めるという感覚なのかなと思っています。

■実は元フェンシング日本代表! 俳優として役に立ったことが

――西垣さんは過去にフェンシングの日本代表を務めたことがあるそうですが、その経験が俳優として役に立ったことはありますか?

西垣:フェンシングは相手との間合いを見て、相手が何を考えているかを考え、相手は突けないけれども自分が突ける間合いとタイミングをずっと探す競技なんです。常に読み合っている中で、相手との距離感が一番大事。なので、間合いを見る目は養われたかなと思っています。俳優としても、相手との物理的な距離感もそうですし、声のトーン、言葉遣いなども含めて人間関係の間合いや距離感というものが出ると思うので、そこは活かされているのではないかな。

――最後に視聴者へのメッセージをお願いします。

西垣:この作品は、現代と端島と2つのパートがあって、それぞれがつながりつつも別のドラマのように2度楽しめるところが魅力的。キャストも豪華で、笑いあり涙ありで、脚本が本当に面白いので、純粋に楽しんで見ていただけると思います。今後の玲央とライトのコンビネーションも楽しみにしてください!

 日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』は、TBS系にて毎週日曜21時放送。

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