ドウェイン・ジョンソン&クリス・エヴァンスがXmasカラーで登場! 映画『レッド・ワン』ワールドプレミア開催
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映画『レッド・ワン』のワールドプレミアが、ドイツ・ベルリンで日本時間11月4日(現地時間11月3日夕)開催され、主演のドウェイン・ジョンソン、共演のクリス・エヴァンス、J・K・シモンズやジェイク・カスダン監督などが勢ぞろいした。
【写真】ドウェイン・ジョンソン、クリス・エヴァンスがそれぞれワインレッド、モスグリーンのクリスマスカラーの衣装で登場!
本作は、サンタクロースの護衛隊長にして、子供たちの笑顔を糧に自身の仕事を全うする心優しいマッチョ、カラム(ドウェイン)と、世界一の追跡者(トラッカー)にしてお金のためなら何でもする賞金稼ぎであり、サンタクロースの存在を一切信じないジャック(クリス)が手を組み、クリスマス・イブ前夜に誘拐されたサンタクロースを救出し、クリスマスを取り戻すために立ち上がるアクションコメディーアドベンチャー。
コードネーム“レッド・ワン”のサンタクロースを演じるのはJ・Kシモンズ。他にも、ルーシー・リュー、キアナン・シプカ、ボニー・ハント、クリストファー・ヒヴュ、ニック・クロール、ウェスリー・キンメルといったキャストが出演する。
クリスマスツリーやイルミネーションなど華やかな雰囲気の中、世界各国から集まった報道陣と世界最速のクリスマスを待ちきれないファンが集結し、会場が熱気に満ちたこの日のイベント。劇中で、誘拐されたサンタを救出し、クリスマスを取り戻すために最強タッグを組んだドウェインとクリスはそれぞれワインレッド、モスグリーンのクリスマスカラーの衣装で登場し、ここでも相性ぴったりの様子。
会場のファンの中には子供たちの姿も。クリスが小さな子供とハイタッチする場面もあり、会場全体があたたかいムードのなか全世界で初めて本作が上映され、その上映前のあいさつで主演のドウェインは「とにかく楽しんでもらえたら嬉しいし、たくさんの愛をありがとう、僕たちからも愛を」と大盛り上がりの観客に向けてコメント。プレミアは大熱狂のまま、幕を閉じた。
翌日行われた記者会見では、プレミア上映の反響についてジェイク・カスダン監督が「こんな反響ならいつでも大歓迎だね。この作品のもっとも胸躍る要素がまさに新しい北極のサンタや魅力的なキャラクターたちで、これまでに見たことのない形でサンタの物語を紡ぐ術を模索したんだ。サンタのことを、これまでずっとある姿として見てきたわけだが、本作の素晴らしいワクワクするアイデアというのは、“カーテンを少し開けて、サンタの本当の姿を見ることができるとしたら?”というものだった。本作のそういった要素は全て、種となるアイデアから生まれた。考案したのは脚本を担当したハイラム・ガルシアで、彼がドウェイン・ジョンソンと共に、早い段階でクリスと僕を起用してくれた。一同の機動力となったのは、彼のアイデアだったんだ」とコメント。
アクション映画とホリデー映画の絶妙なバランスで作られている本作についてクリスは「チーム全員でその秘訣を見出そうとしたんだ。クリスマスには素晴らしい言い伝えがあるが、それは僕たちが子供の頃から親しんできた物語だけでなく、世界共通なんだ。そんな物語、神話といったものを聞くうちに、ある種のアクション・アドベンチャー映画が求められていると感じたんだ。だから、みんなが思うほど難しいことではなかったよ」とコメントすると、ドウェインは「僕もそう思う」と共感。「脚本家のハイラム・ガルシア、クリス・モーガン、そしてジェイク(監督)が加わり、チームそのものが、典型的なクリスマス映画には見られないような、大掛かりなアクションのスケールに適していたんだと思う。俳優陣は皆、才能豊かな人たちばかりで、クリスマスを愛して集結し、誰もがそれぞれの役にピッタリの役者たちだった。そして、僕たちは決定的なサンタクロース像を作りあげたんだ!」と自信たっぷり。
続けて、「ジェイクが作品の中に本質的に散りばめるもの、それはハートだ。ジェイクとは(彼が手がけた)ジュマンジの最初の2作、そして今回『レッド・ワン』と、タッグを組むのは3度目だが、本作にも真心が込められている。特に気に入っているのは、JK演じるサンタクロースが、人間の良いところを見ようとする部分。このシーンはそれが僕たちの役目なんだと思い出させてくれる。子供を見るとき、悪い子リストに載っているかどうかを超えたところにあるものを見る。ジャックにしても、その内側を見ることで、誰もが心の中に宿す子供を見るんだ。だから、クリスが言ったように、それほど難しいことではなかった」と監督が本作に込めた思いについてもコメント。
アクションの話題になると、ゾーイ役を演じたルーシー・リューは「(監督から)“キックを一回するか、パンチを一回する程度かな。そんなもんだよ。女ボスだというだけだから”と言われていたのに、現場に行ったらスタントコーディネーターがやってきて、アクションシーン全体の動きを見せてくれた。でもその後、“よし、やりましょう”と言って、スティックを手にした途端、マッスルメモリーが戻ってきて、まるで生き返ったかのようだった。私はアクション映画を観るのが大好きで、子供の頃からずっと観てきたので、スクリーン上でアクションをやるというのは、実は最高にワクワクする。子供達、女の子や大人の女性たちを興奮させるものだしね。それが自分に今でも備わっているのだと知って、嬉しかったわ」と振り返る。
ドウェインは「クリスと僕は嬉しいことに、撮影現場で何日もクランプス役のクリストファー・ヒヴュと撮影したんだ。今まで僕たちが見てきたものの中で、最上級に見事な演技だった。体がデカいし、彼が身につけていた特殊メイクは、アカデミー賞受賞者であるジョエル・ハーロウによるものだ。そこでのチャレンジは目でさまざまな感情を表現できなければならないということだった。もちろん、それ以外は全て特殊メイクだからね。彼があまりに優れた役者だからこそ、目だけの演技ですべて感じられたんだ。本作の中で、それを感じることができる。(クリストファーに向かって)とにかく、君には脱帽だ。本当に素晴らしい演技だったよ」と“冬の闇の王”クランプスとの相対シーンを絶賛。
CGにしなかった点に関して監督は「CGでやろうという考えは全くなかった。ずっとこのやり方を希望していたんだ。ドウェインが言ったように、世界でもっとも優れた人が僕たちと一緒にこれを作り上げてくれた。最高に満足のゆくものだったよ。クランプスが登場する大掛かりなシーンは、出演者全員が洗練された特殊メイクを纏ったキャラクターたち。こういう映画ではCGが多用されるし、本作にもCGは多く使用されているけど、そういうところには使っていない。何ヵ月もかけてあのビジュアルを作り上げたのだが、彼の演技は力強く、エネルギッシュだった。だからこそ、誰もが刺激を受ける。今まで手がけた中でもっとも楽しいシーンの1つだった。」とこだわりを語っている。
最後にドウェインにとってのクリスマスを聞くと「家族全員が揃うことが、我が家で一番大切な家族の伝統。僕が子供の頃は、父はいつも出かけていて、クリスマスにいつも自宅にいるわけではなかった。僕たちのような仕事をしていると、この期間仕事をしなければならないこともある。だから、僕にとっては、家族全員が揃うことが、一番大切なこと。それからクリスマスツリーの下に、良いプレゼントを置いておいてもらうこともだ。プレゼントが欲しい! 俺にくれ!」とマッチョサンタに懇願?
クリスは「ジャックは誰もが2度目のチャンスを与えられるべきだというモットーを象徴している。この映画が見事にやってのけたと思うのはまさにその点で、クリスマスシーズンに感じるべきハートや人間性を描いている。それは人に対する善意や、(人生における)優先順位を忘れないことであり、特に許しを乞う人にとっては、2度目のチャンスを与えられることなんだ」と作品をアピールした。
映画『レッド・ワン』は、11月8日より公開。