ジェンダーレスモデル・井手上漠、高橋ひかる主演『顔に泥を塗る』メイク監修「美容家としての第一歩」
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■井手上漠(メイク監修)
この度、メイク監修という重要な役割を担わせていただく事となり、大変光栄に思うと共に責任の重さを痛感しています。芸能のお仕事と共に美容関係のお仕事は常にお受け出来るよう視野に入れ、高校卒業後には美容専門学校に通い資格も得て専門的な知識とスキル身に着けて参りましたので、今回のお話しはとても嬉しく、また楽しみです。
私自身、外見を磨くうちに内面も明るくなる経験をしているので、原作を読んでいて主人公の美紅がメイクの力を借りて自己肯定感があがっていく様子は応援したくなりますし、イヴのメイクに対する「誰かのためにするものではなく、自分を表現する方法」という考えにもとても共感できました。
今回イヴの女装シーンでは敢えて中性顔になるようこだわりました。というのは、木村さんのお顔がとにかく美形なので無理やり可愛い系に寄せるよりも、中性的でありながらも美人顔をメイクで創り上げる方が原作のイメージにも近くなると考え、木村さんの異なった魅力を創出できればと工夫を施しました。骨格と眉毛には特にこだわっていて、男性的骨格はシャドーを使って整え、眉毛は優しくも凛とした眉を作っています。ぜひドラマを通してこの辺りのメイクアレンジを楽しみにしていただければと思います。
イヴは物語が進むにつれ様々なメイクやファッションによって、仕草やテンションにもさらにアレンジを施していきます。私にとって美容家としての第一歩となる今作に関わらせていただき、とてもやり甲斐を感じていますし、ご覧になっていただく皆様に楽しんでいただけるよう精進致します。この作品が楽しんでいただくだけではなく、心にも良い影響を与えていけたら幸いです!