杉野遥亮主演 『マウンテンドクター』、院長役には檀れい! 八嶋智人、近藤公園、トラウデン直美も参戦決定
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■八嶋智人(小宮山太役)
――オファーを受けたときの感想を教えてください。
まず、山岳医療というジャンルを初めて知り、驚きました。台本を読んでいると、山ならではの特殊な環境、病気、ケガなど、医療現場の常識とは違う、自然の中でのアクシデントは想像を超えたところに出てきたりするんだなと、すごくリアリティーがあって面白い内容だと思いました。
これまで僕は医療関係の作品で、プライドの高いヤツの役などをたくさん演じてきましたが(笑)、救命救急というジャンルで言えば、デビューして間もない頃に研修医役をしたので、今回は救命救急のチーフ医師役ということで、ずいぶん成長したなと思います(笑)。
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
今回は山岳医療チームとは言え、役的に衣装の色もみんなバラバラですし、そんなバラバラの人たちが集まってどうチームになっていくのかがすごく楽しみです。僕自身はいつでも楽しくいたいですし、何より現場が大好きなので、撮影を重ねていく中で最高のチームになっていけたらいいなと思います。
――八嶋さん演じる“小宮山太”の魅力を教えてください。
院長に媚びへつらい、下の者には偉そうにし、プライドが高く、恐妻家で…自分に近い感じでしょうか(笑)。実際の奥さんとも、教祖と信者のような関係です(笑)。俳優の方が台本に合わせていかなきゃいけない職業ではありますが、今回そういう意味ではちょっと僕に近しい役なので、入りやすい台本です。
ただ、医療の現場に向き合った時には、目の前の患者を救うんだという医者の初期衝動は持ち合わせている役だと思うので、そこを忘れていない小宮山の根本的な部分も大事に演じていきたいと思います。そして、救命救急医としては経験を重ねてきたけれど、山岳医療に関しては新人で、新しいことを始めることの難しさを感じる役でもあります。プライドが高く、「山岳医療ってめんどくせえな」と思っている小宮山がどう変化していくのか、そんなキャラクターの変化も見せどころなのかなと思います。
――主演・杉野さんの印象はいかがですか?
ふわっとしている癒し系男子です。でも、現場ではすごく一生懸命に台本を読み込んで、お芝居にとても誠実に向き合っている方だと思います。今回は主演として、ド真ん中で物語を背負い大変かと思いますが、悩みながら成長していく姿は、演じる歩の役を体現しているようにも思います。杉野さんはすごく好感度が高いし、役に真摯に向き合うので、僕がちょっと脱線しても、視聴者の皆さんはその主軸のお話に戻りやすいんじゃないかな。群像でのシーンの時には、自分はふざけていいんだ、と安心しちゃってます(笑)。
――『マウンテンドクター』の見どころ、注目してほしいポイントを教えてください。
“山岳医療”という分野が確立していく最中のもので、そんな新しいことにチャレンジして、トライアンドエラーもたくさんあるという状況で、それぞれの人間のあり方・関わり方が出てくるので、多方面から楽しめる人間ドラマになっていると思います。登山ブームですが、山での楽しいレジャーの裏側には危険なこともあるよという、誰しもが忘れがちな自然との向き合い方が伝わればうれしいですし、そこでトラブルになった人を救うこのドラマを見ていただいて、個々人の把握している世界が今よりちょっとでも広がったら良いなと思います。
悪戦苦闘してチームになっていくドラマはたくさんありますが、作品ごとにそこにしかない化学反応があると思います。今回は僕らなりの化学反応でチームになっていくので、視聴者の方もその一員になって見ていただけたらうれしいです。