『マッドマックス:フュリオサ』ジョージ・ミラー監督×「北斗の拳」原哲夫、約40年越しの奇跡の対談実現!
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映画『マッドマックス:フュリオサ』の日本公開を間近に控えるジョージ・ミラー監督と、「北斗の拳」の漫画家・原哲夫が、約40年の時を経て奇跡の対談を果たした。
【写真】ジョージ・ミラー、原哲夫が描き下ろしたフュリオサと2ショット
累計発行部数1億部超を誇るアクション漫画の金字塔「北斗の拳」。不朽の名作を描いた原は、1979年から続く『マッドマックス』シリーズの大ファンを公言しており、荒廃した世界、暴力で支配するバイカー集団、絶望の中でも生き抜く主人公の姿など、自身の作品にも多大な影響を受けていたという。
先日、映画『マッドマックス:フュリオサ』公開に先駆け、自身が描き下ろした主人公“怒りの戦士”フュリオサのイラストが公開され、熱烈な“マッドマックス愛“を爆発させた原。今回は、日本とオーストラリアを中継。原とミラーが直接会話をするのは今回が初めて。原は「私が手掛けた作品『北斗の拳』は、あなたの作品『マッドマックス2』からインスパイアを受けています。まさか40年の時を経て、お会いできる日がくるとは思わなかったので本当に感激をしております。お会いできてとても光栄です」と、心に溢れる思いの丈を伝えた。
原が発想の源を聞くと、ミラーは「私が大切にしているのは“好奇心”です。私の場合は映像やビジュアルで表現をしていますが、一般的にストーリーを創り上げるということは、何千年という時間をかけても決して極めることはできません。ですが、“好奇心”さえあれば、創り続けることが出来るのです」と、ストーリー作りの極意を伝授した。
この日のために、「Dear George」と原自身のサインと、映画でも印象的な力強い眼のフュリオサを描き下ろしイラストに加えた、特別イラストをプレゼント。ミラー監督はこのイラストを手に取ると、少年のような満面の笑みを見せた。
念願の初対面を果たした原は、「想像以上に優しく、僕のこともご存じでいてくださって、フランクに話しかけていただき嬉しかったです。若さの秘訣をもっと伺いたかったですね(笑)」と語り、ミラー監督とすっかり打ち解けた様子。さらに「監督の脳はまったく衰えていない。しかもエンターテイメントを忘れていない。私たちの希望の星ですよ。年を重ねていくと変わっていくもの。でも僕は、変わらずにずっとエンターテイメントに徹していきたいという想いがあるから、ミラー監督もまったく変わらないでいてくれて、そこがとても嬉しかったです」と、現在進行形で創作活動の最前線を走り抜けている気概に、最大限の敬意とファンとしての大きな喜びを語った。
続けて「そして、新しい映像をまだ創り出すことが出来る人である。もう無いだろうと思っていたら、そんな創り方があるのか!? と。まだまだ影響を受けますね。これからもミラー監督を応援していきたいと思います。もっと色々な世界を見せてほしいです。若い世代に教えていって欲しい、色々な気づきを与えていってほしい。僕もそれを追いかけていきたい」と自身のモチベーションもMAXに。
原の描き下ろしイラストは、雑誌「映画秘宝」(発売中)の表紙を飾り、今回実現した原とミラー監督との対談も同誌に全文掲載されている。また、SHIBUYA TSUTAYAで5月29日~31日限定で開催される、映画公開を記念した特別展示イベント「マッドワールドV8展」でもイラストが展示。
なお、「北斗の拳」は、原作生誕40周年を記念して『北斗の拳FIST OF THE NORTH STAR』として新たにアニメ化される。新作アニメーションのティザーキービジュアルも、フュリオサのコラボイラストと通ずるように、ケンシロウが力強く立つ、たくましい姿で描かれている。本プロジェクトでは、武論尊と原が描いた「北斗の拳」の世界を、新たなスタッフ・キャストと最新の映像技術で原作の魅力を余すことなく忠実に映像化する。放送・配信プラットフォームやリリース時期などの詳細は後日発信予定だ。
映画『マッドマックス:フュリオサ』は、5月31日より全国公開。