なにわ男子の藤原丈一郎が6日、都内で開催されたPARCO劇場開場50周年記念シリーズ『月とシネマ2023』初日前会見に出席。藤原は「昨日は関西がすごくアレで盛り上がってますので。アレに負けないように、今日から11月12月『月とシネマ2023』を盛り上げられたらなと思います」と38年ぶりに日本一に輝いた阪神タイガースに絡めたトークで会場を沸かせた。

　2021年4月に上演を予定していたものの、コロナ禍で上演ができなかった本作は、父の死をきっかけに閉館の危機にある実家の映画館を存続させるため、悩み奮闘してゆく映画プロデューサー・並木憲次と、その周囲の人々が織りなす人間模様を描く。この日は主演の中井貴一、共演の永作博美、村杉蝉之介、清水くるみ、木下政治、金子岳憲、奥田一平、たかお鷹、今井朋彦、G2（脚本・演出）も出席した。

　映画会社の宣伝部の若手社員で、映画マニアでもある小暮涼太を演じる藤原は「要所要所でかき回す役でして。悪気はないんですけど、ついつい言ってしまったりと、アクセントになっている役だと思いますので。そして中井貴一さんとの掛け合いも見どころなので、楽しみにしていただけたらなと思います」とにっこり。また「約2年ぶりに、2021年の『月とシネマ』以来、こうしてパルコ劇場さんで初日を迎えられるっていうことは、本当に僕自身もすごく嬉しいことです」と語った。

　中井は藤原が稽古初日に声を枯らしてきたことに言及し、「がらっがらの声で来たんですよ。初日に。一人だけ声が出ていないっていう、最悪な稽古初日を迎え、そこから徐々に回復をし（笑）、やっと本日に至った次第でございます」と回想。

　これに照れ笑いを見せた藤原は「今はもう大丈夫なんですけども、ちょうどライブツアー中でして。そこでちょっと声を枯らしてしまって。気合はすごくよかったんですけど、声がガラガラで総つっこみを食らいまして。そこから喉のケアだったり、あとは中井貴一さんから差し入れの方とかもいただきまして、しっかりと喉が潤っていきました」と白い歯を見せていた。

　PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『月とシネマ2023』は11月6日～11月28日に東京・PARCO劇場にて、12月3日～10日大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。