スピルバーグ、『ハリー・ポッター』監督を断ったことに後悔なし
『フェイブルマンズ』で本年度のアカデミー賞にノミネートされているスティーヴン・スピルバーグ監督。かつて、家族と一緒に過ごすために「ハリー・ポッター」シリーズの監督を断ったことを、全く後悔していないと明かした。
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初の自伝的映画『フェイブルマンズ』を手掛け、自身の家族を基にストーリーを紡いだスピルバーグ監督。 Reliance Entertainmentで、『RRR』のS・S・ラージャマウリ監督と対談し、アートと家族の間で引き裂かれた経験はあるかと質問されて、『ハリー・ポッターと賢者の石』の監督を断った経験を明かした。
「すでに映画監督として地位を築いていたけれど、(妻)ケイトとぼくは家族を作り始めたばかりだった。今では7人の子どもがいるけれど、仕事を受けるということは、4、5ヵ月別の国に行き、家族と会えない事を意味した。これが、僕にとってのアートと家族の間で引き裂かれた経験でした」。
「いくつかオファーされ、『ハリー・ポッターと賢者の石』などいくつかの作品は断った。家族と一緒に過ごし、子どもの成長を見守るためにね。素晴らしいシリーズを犠牲にしたわけだけど、振り返って、家族と一緒にいるために下した決断に満足しています」と答えた。
スピルバーグ監督には、最初の妻エイミー・アーヴィングとの間に、現在37歳のマックス、1991年に再婚した妻ケイト・キャプショーとの間に、34歳のテオ、32歳のサシャ、30歳のソーヤー、28歳のミカエラ・ジョージ、そして46歳の継子ジェシカ・キャプショーがいる。『ハリー・ポッターと賢者の石』は、彼の子どもたちがまだ幼かった2001年に公開され、監督のクリス・コロンバスはアカデミー賞候補となり、今も愛される大ヒットシリーズとなった。
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