俳優の坂口健太郎が主演を務め、乃木坂46元メンバーで女優の齋藤飛鳥が共演する4月14日公開の映画『サイド バイ サイド 隣にいる⼈』が、第18回大阪アジアン映画祭（3月10日〜19日）で世界初上映されることが決定した。

　「サイド バイ サイド（隣同士で／一緒に）」という題名を冠された本作は、リアルとファンタジーが混在する「マジックリアリズム」が息づく物語。『世界の中心で、愛をさけぶ』（2004）をはじめ、行定勲と数々の作品を作り出してきた伊藤ちひろがオリジナル脚本を書き下ろし、監督も務めた。

　主人公・未山は、傷ついた人を癒す不思議な力を持った青年。美術・装飾スタッフ出身である伊藤監督の感性が光る詩的な映像世界で生きる未山を、坂口が柔らかな雰囲気で演じきる。さらに、かつて起きたある事件がきっかけで、未山の前から姿を消していた元恋人・莉子を、乃木坂46卒業発表後初の映画出演となる齋藤が演じる。

　そのほか、未山と共に生活を共にしている看護師の恋人・詩織を市川実日子、未山の高校時代の後輩でミュージシャンとして活動している草鹿を浅香航大、詩織の娘・美々（みみ）を磯村アメリが演じる。このほかにも茅島成美、不破万作、津田寛治、井口理（King Gnu）といった面々がキャスティングされている。

　本作は3月10日からスタートする第18回大阪アジアン映画祭のクロージング作品に決定。劇場公開に先駆けて映画祭最終日の3月19日に世界初上映を迎える。

　映画『サイド バイ サイド 隣にいる人』は、4月14日より全国公開。