アメリカで3連休を迎えた先週末、『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』が世界興行収入19億ドル（約2400億円）突破確実に。また、ホラー映画『M3GAN／ミーガン』が北米ランキングで『アバター』に次いで2位につけるなど、旋風を巻き起こしている。

　Varietyによると、『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』は公開から5週連続で北米興行ランキング1位を記録。3日間で3110万ドル（約40億円）を売上げ、キング牧師記念日で祝日の月曜日を加えると、推定3850万ドル（約49億円）に及ぶそうだ。これは、同作が公開5週目にして、コロナ禍に公開された多くの作品のオープニング週を凌ぐ数字を稼ぎ出したことになる。

　北米での売上は合計で5億7000万ドル（約729億円）となり、世界興行収入では19億ドル（約2400億円）を突破する見込み。現在歴代ランキング第7位に位置しているが、6位に付けている『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の19.1億ドル（約2457億円）を越えるのは時間の問題だ。

　これに続いたのが、公開2週目を迎えた、ジェイソン・ブラムとジェームズ・ワンが製作を務めたホラー映画『M3GAN／ミーガン』。先週末は北米で1790万ドル（約23億円）を稼ぎ出し、2週連続2位をキープ。初週からは40％減となるものの、制作費1200万ドル（約15億円）の本作としては大ヒットを記録中。同作は国内でトータル5970万ドル（76億円）、世界興収は9390万ドル（約120億円）に上っている。

　映画の興行収入を分析するコムスコア社の上級アナリストは、これをホラーとしては異例のヒットだとコメント。「評判の良さ、観客のリアクション、そしてPG‐13のレイティングが、現状でこのような旋風を呼び寄せました」と述べているそうだ。日本では6月9日より公開される。