佐藤隆太が豊臣秀長、中村七之助が石田三成に! 『どうする家康』“チーム秀吉”キャストが一挙解禁
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■高畑淳子
――演じる人物の印象
この時代の女性は、男性にふり回されていますね。仲は、何が起こっているのか、よくわからないまま、あれよあれよと大政所に!! しかし勘の良い人で、何かしらの不安を予知しているようです。何もかも受け入れるしかない人…この時代の人、女性は皆そうかも知れないですが、全てを享受して生きていく人を演じられたらと思います。
――過去の大河ドラマ出演作で印象に残っていること
『毛利元就』で初大河の時、緊張でガチガチになっていたら、緒形拳さんに“どうせおまえがやるんだから、所作にとらわれずに大岩の様にやれ!!”と言われました。また、緒形さん臨終の時、本番中に“キスしろ…キスしろ…オレに”と、妻役の私に言っておられました。
――古沢良太作品の印象
あたたかさを感じます。セリフになんとも言えないあたたかさがある様に感じます。
――ここまでの『どうする家康』を見て
毎週拝見しています。戦続きの大変な時代だなーと!! 今のこの世界事情とだぶりつくづく戦のない世界はないのかー!! と思いつつ、こんな大変な時代を生きたのに家康はよく長生きしたもんだなーと思ったりしてます。
――共演が楽しみな方
私は旭という人物がとても好きで…エピソードとしても大好きで、個人的には清水ミチコさんの旭がキョーレツでしたが、山田さんがどんな旭をなさるか楽しみです。
■山田真歩
――演じる人物の印象・『どうする家康』出演にあたって
大河ドラマなどの時代劇といえば、人の「勇敢さ」や「強さ」が武勇伝のように描かれることが多いイメージがありましたが、今回の古沢良太さんの描かれる世界は、むしろ極限状態での人の「迷い」や「弱さ」など、強いと思われていた人々の「ちょっと情けない部分」にも光が当てられていて面白いと感じました。同時に、強者の影で無言で歴史に消えていった人々の思いも掬いとられていて、凄いと思いました。
旭姫は、これまであまりスポットライトの当たらなかった名もなき人たちの声なき声を代表する1人だと感じましたので、このお役を頂いたことを責任重大に感じています。戦乱の時代に窮地に立たされた1人の女性が、武力ではなく、何で戦おうとしたのかを、旭姫を演じながら一緒に深く感じ取りたいと思っています。また、ムロツヨシさん演じる秀吉の妹ですので、やはり兄妹の血の繋がりをどこかに感じてもらえるような、魅力的な旭姫を演じたいと思っています。
――共演が楽しみな方
私が役者の仕事を初めてまだ間もない頃、あるドラマの打ち上げで、早く緊張を解したくて飲みすぎてヘロヘロになってしまい、玄関で、座長であられた松嶋菜々子さんに靴を履かせてもらったという、今考えると身の凍るような記憶があります。松嶋さんはもう覚えてらっしゃらないかもしれませんが(そうだと嬉しいのですが...)。とにかく、右も左もわからないド素人だった自分が、背中を見ながら色んなことを学ばせてもらった先輩と共演させていただくことは、とてもドキドキしますし、楽しみにしています。