今秋より日本テレビ系全国ネットで放送されるTVアニメ『葬送のフリーレン』より、主人公フリーレンと共に魔王を倒した勇者3人のキャラクターデザインと声優、キャラクターSPビジュアルが解禁。勇者ヒンメル役を岡本信彦、僧侶ハイター役を東地宏樹、戦士アイゼン役を上田燿司が担当することが明らかとなった。

　本作は、山田鐘人（作）とアベツカサ（画）による「週刊少年サンデー」（小学館）連載中の同名漫画をアニメ化。勇者とそのパーティーによって魔王が倒された“その後”の世界を舞台に、勇者と共に魔王を打倒した千年以上生きる魔法使い・フリーレンと、彼女が新たに出会う人々の旅路を描く。コミックスは既刊10巻で累計発行部数850万部を突破し、2021年には「マンガ大賞2021」大賞、「第25回手塚治虫文化賞」の新生賞を受賞するなど、漫画ファンの間で旋風を起こしている。

　このたび、主人公フリーレンと共に魔王を倒した勇者3人のキャラクターデザインと声優、キャラクターSPビジュアルが解禁。ナルシストでお調子者だが、仲間思いで困った人がいると放っておくことの出来ない勇者ヒンメル。大酒飲みで生臭坊主（なまぐさぼうず）と揶揄される僧侶のハイター。長命なドワーフ族で物静かな戦士アイゼン。この勇者3人は、人間には理解の及ばない面もあるエルフであるフリーレンが、“人の心を知る”うえで大きな影響を与える存在となる。

　そんな3人の声を務めるのは、これまでも数々の作品で多彩なキャラクターを演じてきた実力派声優陣。勇者ヒンメル役は岡本信彦（『僕のヒーローアカデミア』爆豪勝己役、『鬼滅の刃』不死川玄弥役など）、僧侶ハイター役は東地宏樹（『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズ 須郷徹平役、『黒執事』バルドロイ役など）、戦士アイゼン役は上田燿司（『ジョジョの奇妙な冒険』ロバート・E・O・スピードワゴン役、『王様ランキング』ベビン役など）が担当する。

　本作への出演にあたり、ヒンメル役の岡本は「時の流れや、命、言葉、関わり…などなど、人間の命題のようなものを、人間ではないフリーレンを通して教わることができる作品です。セリフのない場所にも言いたいことが隠れてるので、どのようにセリフを発せばいいのだろうと悩みながら収録をしております。フリーレンや皆様にとって、親近感がありつつも啓示のようなものをそっと置けるような、そんなヒンメルになれたらいいなと思います」とコメント。

　ハイター役の東地は「ハイターは大のお酒好きということで、とても共感しながらやらせていただいてます（笑）。どうにか、この作品の独特な世界観に入りこんで、原作を知っている方、そして初めて触れる方にも喜んでもらえるよう精進していきます」、アイゼン役の上田は「登場人物たちの時間の観念の違いがこの作品の残酷さでもあり希望でもあるところがなんとも言えない魅力であると思います。アイゼンは時間の観念の上でも、役の性格的にも、匙加減が難しいですが、やり甲斐を感じています」と語っている。

　フリーレンと共に魔王を打ち倒したヒンメル、ハイター、アイゼンがアニメーションでどう表現されるのか、そしてフリーレン役の種﨑敦美と共に、3人の声優がどのように演じるのか期待が高まる。

　TVアニメ『葬送のフリーレン』は、2023年秋より日本テレビ系全国ネットにて放送開始。

岡本信彦、東地宏樹、上田燿司のコメント全文は以下の通り。