ファッションドール・バービーの世界を実写化した映画『バービー』より、マーゴット・ロビー演じるバービーが15種類の衣装を披露する新予告、場面写真が解禁された。

　本作は、歌やダンスを織り交ぜながら、観客を夢のようなバービーランドの世界へと誘うドリームファンタジー。多くの女性たちを虜にしてきたバービーを演じるのは、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』のマーゴット・ロビー。ケン役には、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー主演男優賞にノミネートされたライアン・ゴズリング。監督を務めるのは、『レディ・バード』でアカデミー監督賞・脚本賞にノミネートされたグレタ・ガーウィグ。

　このたび、舞台となるバービーランド以外の情報が明らかになっていなかった本作の“世界”が大きく広がる、2分39秒の新予告映像が世界一斉解禁。

　毎日が夏の晴天、ピンクに彩られたすべてが完璧な夢のような世界、バービーランド。いつもハッピーでおしゃれが大好きな人気者のバービー（マーゴット）はピュアなボーイフレンド（？）のケン（ライアン）とともに、今夜もクールな音楽にのせてダンスパーティーに繰り出していく。そう、バービーランドの住人達は、昨日も今日も明日も、毎日が人生最高の日―。

　そんなある日、完璧な毎日がずっと続くと思っていたバービーの身体に異変が。空は飛べなくなり、シャワーからは冷たい水。バービーの代名詞である“バービー・フィート（ハイヒールを履くようにかかとを上げた状態）”も、床にべったりというアンハッピーな状態に。一体どうしたらいいのかわからないバービーは、世界の秘密を知る変わり者のバービー（ケイト・マッキノン）の導きで、自分の持ち主を見つけるために、ケンとともに人間世界へと旅立つ。

　たどり着いたロサンゼルスの街で、バービーとケンは人間たちから好奇の目にさらされ、いきなり警察に連行されてしまう。顔写真を撮影され指紋まで取られた挙げ句、子供たちからは「私たちバービー（ドール）は卒業したの」と言われるなど、完璧な“バービーランド”との大きなギャップに衝撃を受ける2人。さらに、バービードールを生み出した大手玩具メーカー・マテル社の重役（ウィル・フェレル）から追われ、FBIをも巻き込んだ大逃走劇に発展していき…。

　「人間の命は永遠じゃないけど、可能性は無限なの」。バービーたちはそんな完璧とは程遠い、困難だらけの人間世界で人々と交流する中、今まで知る由もなかった世界の真実に直面し、大切なこととは何かを見つけていく。

　今回の新予告は、ドラマを感じさせる人間世界の描写がふんだんに盛り込まれている一方、冒頭から映像を盛り上げる“バービー達”と“ケン達”のダンスシーンもパワーアップ。バービーとケンがゴキゲンに歌いながら、ドールの世界観そのままに砂漠や海、雪山を越えて人間世界へ向かう姿や、バービーが15種類にもおよぶ多彩な衣装を披露するなど、ビジュアル的にも大幅にパワーアップした予告に仕上がっている。

　場面写真は、建物や衣装などあらゆるものが鮮やかなピンクに彩られたバービーランドで、満面の笑みを浮かべるバービーとケンの姿や、愛用のローラースケートを手にしたケンと、その横で何とも言えない表情でハンドルを握るバービーを捉えた2ショットなどが切り取られている。

　映画『バービー』は、8月11日より劇場公開。