塚地武雅、『緊急取調室』大杉漣さんの後任に不安も自然と迎え入れられドラえもんの気持ち味わう
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ドランクドラゴンの塚地武雅が15日、都内にて開催された劇場版『緊急取調室 THE FINAL』会見および完成披露舞台あいさつに、天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、でんでん、小日向文世、常廣丈太監督と共に出席。2018年に亡くなった俳優の大杉漣さんについて語る場面があった。
【写真】“キントリ”メンバーの仲良しすぎるワチャワチャ舞台挨拶
本作は、2014年1月より4シーズンにわたりテレビ朝日系で放送されたドラマ『緊急取調室』の完結編。主演の天海演じるたたき上げの刑事・真壁有希子とクセ者ぞろいのベテラン取調官たちが、取調室を舞台に一筋縄ではいかない犯人との“言葉の銃撃戦”を繰り広げ、事件の裏に隠された「真実」を暴く。
本シリーズに中田善次郎役で出演していた大杉さんについて天海は「(映画化を)一番喜んでくださっているんじゃないかなと思います。常にキントリをやっている時は必ず善さん、そして大杉漣さんがそばにいてくれていると思っているので、なんだか離れている感じがしない。キントリの世界には善さんがいてくださっています」とコメント。「本当はすごく寂しい気持ちはもちろんあるんですけれども、常にいてくださっているような気がするので、そこまで寂しいなという感じはしていないですね」と語った。
また、でんでんは「今日はタキシードを着るので、いつも手ぬぐいを持って歩いているんですけど、ハンカチが必要だなと思ってハンカチを出すと、漣さんからいただいたハンカチがあったんです」と大杉さんからの貰い物だというハンカチを紹介。でんでんは「これでさっきから鼻を拭いています」と笑いを誘い、ハンカチを広げてみせたが、周囲から「しわしわですね」「どういうたたみ方したの」「エコバッグくらいのしわ」とツッコミを受けていた。
さらに塚地は「大杉漣さん演じる善さんと将棋クラブで一緒だったというところのご縁から漣さんの代わりに入ってきたみたいなところもあった」と自身の役柄について説明。続けて「常に写真が部屋に飾られているのでいつも善さんも漣さんもいる感じでした」としつつ、「やっぱり漣さんの代わりに入るということのプレッシャーもありましたし、そうそうたる俳優の皆さんですから、そこに畑違いの僕が行って大丈夫かなという不安もありました」と吐露した。
実際の現場では自然とメンバーとして迎え入れてもらえた喜びを語り、「あっという間に家族の仲間入りをさせてもらったような感じ。ドラえもんとかってそんな気持ちだったんじゃないかな。途中から畑違いのロボットがやってきて、家族に巻き込んでもらってどら焼き食べさせてもらえるなんて」と境遇をドラえもんに重ね、観客からは笑い声が上がった。
劇場版『緊急取調室 THE FINAL』は、6月16日より全国公開。