アンジュルム竹内朱莉、6・21横アリで卒業公演 「今のメンバーでアリーナに立てるのが本当にうれしい」
アイドルグループ・アンジュルムのリーダー・竹内朱莉が、14日、東京・明治神宮外苑 聖徳記念絵画館で取材会に出席。15日から開催する自身初の書道展「煌々舞踊(こうこうぶよう)」への思いを語った。
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15日から23日まで開かれる書道展「煌々舞踊」では、新たな書き下ろし作品に加え、過去作や幼少期時代の初公開作品など50点以上を展示。タイトルの「煌々舞踊」は、竹内の書道家としての雅号「煌舞(こうぶ)」から本人が名付けた。
この日、竹内はグループのOGで同期の勝田里奈がスタイリングした黒の衣装でさっそうと登場。会見の序盤では、報道陣が静かに見守る中で華麗な書道パフォーマンスを披露。白いキャンバスの中心に、大きな筆で「縁」と書き上げた竹内。キャンバスの左下に「朱莉」と名前を書き上げ、印鑑を押そうとしたところ上手く刻印できないハプニングも。何度かトライするも上手く刻印できず「すみません。ハプニング(笑)」と竹内がはにかむ一幕もあったが、豪快な作品に報道陣や関係者から称賛の拍手がおくられた。
会見では「先生」と呼ばれた竹内が「アハハ。全然、ただの人です(笑)」と回答。昨年12月にグループ及びハロー!プロジェクトからの卒業を発表しているが、書道展について「(グループの)現役中にできた夢だったので、卒業前に叶えられてうれしく思いますし、メンバーも自分のことのように喜んでくれているので」と話し、ファンも含めて「たくさんの方に喜んでいただけてうれしいです」と笑顔で語った。
学生時代から続けている書道では「今は『正師範』の資格を持っているんですけど、あとひとつ段が上がれば『教授』になれるので、それを目指して今は頑張っている感じです」と意気込んだ。いずれは書道教室で「自分がおばあちゃんになったとき、近所の子たちに教えるのはいつかやりたい」と夢を語った。自身の雅号「煌舞」の由来は「舞っているような、踊っているような作品をよく書いているから」だと吐露。今回の書道展では「龍」と描いた作品が好きで「一発で書けて、練習もせず『どう書こう』とも考えていなくて、とりあえず書いた一発がめちゃくちゃ上手に書けて。お家に持って帰りたいくらい好きです」と話し、笑みを浮かべた。
書道では「海外での個展」も夢にあり、この先で「書道の文化を世界へ広めたい気持ちもありますし、身近に書道をやっている人も少ないので、もっとカジュアルに『書道の文化』をとらえてもらえるように、できることをどんどん発信できたら」と目標を明かした。
会見終盤では、アンジュルムとして最後の参加作品で自身のソロ曲も収録される両A面シングルを6月14日にリリースすることも発表。また、6月21日に神奈川・横浜アリーナで卒業コンサートを開催することも報告し、「アンジュルムとしてアリーナに立つのは初めてなので、卒業もありますけど、今のメンバーでアリーナに立てるのが本当にうれしいので、たくさんの方に見に来ていただけたら」と呼びかけた。
グループ卒業後については「物心付いたときから歌ったり踊ったりさせていただいていたので、1人になって書道の道へ行くのは自分の中でも怖かったり、不安もあったりしますけど、新しいことができるワクワク感の方が大きい」と明かし、「これからどんどん新しい道を自分の手で広げていけたらいいなと思いますし、卒業後の未来が、アンジュルムにとっての力にもなればと思います」と力強く伝えた。