“変化”をテーマに、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなど総勢36名が監督した短編映画をオムニバス形式で4シーズンに分けて公開するプロジェクトの第4弾『MIRRORLIAR FILMS Season4』。このたび、池田エライザ、水川あさみらが監督を務めた作品を含む全9作品の個別ビジュアル、予告編が完成した。

　「MIRRORLIAR FILMS（ミラーライアーフィルムズ）」は、伊藤主税（and pictures）、阿部進之介、山田孝之らが「だれでも映画を撮れる時代」に、自由で新しい映画製作の実現を目指して、年齢や性別、職業、若手とベテラン、メジャーとインディーズの垣根を越え、切磋琢磨しながら映画を作り上げる短編映画制作プロジェクト。

　9月2日から公開されるSeason4は、映画ファン必見の9本の短編からなるオムニバス映画となっている。

　女優、歌手、モデルとして多方面で活躍する池田エライザが監督を務めるのは、空想の世界で遊ぶことが大好きな少年が食卓に上がった親友のニワトリ「フェニックス」を見て“命を食べている”ことを自覚する『Good night PHOENIX』。女優の水川あさみは、窪田正孝を主演に、繰り返す日々の中、些細なきっかけで変わっていく男の姿を描く『おとこのことを』で監督デビュー。

　齊藤工は、主演に伊藤沙莉を迎え自身の監督作品を新たな脚本とキャストで飾るセルフリメイク作品『女優iの憂鬱／COMPLY＋ーANCE』で参加。俳優ムロツヨシはムロが出演を熱望した大西礼芳を迎え、自身が書いた昔の脚本を映像化した『バイバイ』で主演、監督を務める。

　さらに20年に公開した『アイヌモシㇼ』で監督を務めた福永壮志、『新聞記者』で日本アカデミー賞を獲得した藤井道人も参加が決定している。選定クリエイター枠からGAZEBO、真壁勇樹、村上リ子らも加わる。

　このたびそれぞれの作品のビジュアル、予告編が完成。

　『Good night PHOENIX』はハイセンスな色合いのビジュアルと記憶に残るカットが使用されたアーティスティックな予告編とビジュアルを公開。『おとこのことを』は、無精ひげを生やした窪田正孝が印象的なモノクロのビジュアルを解禁。予告編では部屋に引きこもっている男を静かに佇む想像力を掻き立てる映像が披露された。

　『女優の憂鬱／COMPLY＋ーANCE』は、風刺的かつ奇抜なビジュアルを解禁。予告編は、伊藤が出演兼語りで構成された謎の映画の予告編「間違えのない、間違い」が公開され本編のコメディ展開が楽しみになる内容になっている。『バイバイ』は、ランドセルを背負った小学生の男の子と女の子が描かれたアニメーション予告とビジュアル。

　その他、新進気鋭のクリエイターとして頭角を現す福永監督『シルマシ』、子役・佐原杏奈の煌めいた笑顔が光る、村上監督の『THE NOTES』、選定クリエイター枠のGAZEBO監督『BEFORE／AFTER』、真壁監督が初めてメガホン取った『星ニ願イヲ』、映画を撮る若者たちの物語を描いた藤井監督の『名もなき一篇・東京 モラトリアム』など意欲的な作品のビジュアル、予告が発表された。

　映画『MIRRORLIAR FILMS Season4』は、9月2日より公開。