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松山ケンイチ主演、荻上直子最新作『川っぺりムコリッタ』生死の対比を連想させる特別映像2種到着

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 俳優の松山ケンイチが主演する映画『川っぺりムコリッタ』より、主人公の山田(松山)の食事シーンを収めた“食べる”編と、山田が自身の亡くなった父親について語る姿などを収めた“葬る”編の特別映像2種が解禁された。

【動画】荻上直子最新作『川っぺりムコリッタ』特別映像【生/食べる】編

 本作は、『かもめ食堂』の荻上直子監督のオリジナル脚本による、友達でも家族でもない、でも孤独ではない、新しい「つながり」の物語。

 山田(松山)は、北陸の小さな街の小さな塩辛工場で働き口を見つけ、社長から紹介された「ハイツムコリッタ」という古い安アパートで暮らし始める。無一文に近い状態でやってきた山田のささやかな楽しみは、風呂上がりの良く冷えた牛乳と、炊き立ての白いご飯。ある日、隣の部屋の住人・島田(ムロツヨシ)が風呂を貸してほしいと上がり込んできた日から、山田の静かな日々は一変する。

 できるだけ人と関わらず、ひっそりと生きたいと思っていた山田だったが、夫を亡くした大家の南(満島ひかり)、息子と二人暮らしで墓石を販売する溝口(吉岡秀隆)といった、なぜだかハイツムコリッタの住人たちと関わりを持ってしまい…。図々しいけど、温かいアパートの住人たちに囲まれて、山田の心は少しずつほぐされていく―。

 今回解禁されたのは、主人公の山田の食事シーンを収めた“食べる”編と、山田が自身の亡くなった父親について語る姿などを収めた“葬る”編の特別映像2種。「食べる」=生、「葬る」=死、という、異なる2つの観点から切り取った映像だ。

 “食べる”編は、松山演じる山田が、“食べる。”の文字とともにご飯を頬張る姿や、野菜にかぶりつくなど1人無心で食べる姿から始まる。そんな彼がやがて、ハイツムコリッタの住人と食卓を囲むようになっていき、最後は大勢が揃った食卓に“みんなで食べる。”という文字が重なる。孤独だった男が友達でも家族でもない住人たちと食を通して心通わしていく姿に、心が和む映像になっている。

 “葬る”編では、山田が、「どんな人だったのかね、山ちゃんのお父さんは」と話しかける島田(ムロツヨシ)に、「どうせろくでもない人生ですよ」「4歳の時親離婚しているんで、全然記憶ないし顔も覚えていない」と投げやりな口調で答える姿が。そのほか、市役所職員から「のど仏、とてもきれいに残っておりました。生前の行いが良かったのでしょう」と言われながら父の遺骨を受け取り虚ろな表情を浮かべる姿も。最後は「死んだ後の魂は何処へ行くんですか?」という山田の問いが響き、“死に寄り添う。なんとか生きていく。”という文字が浮かぶ。山田に対し、島田が「どんな人だったとしても、いなかったことにしちゃ駄目だ」と諭すように語りかける場面も印象的な、親の死への向き合い方について考えさせられる映像となっている。

 映画『川っぺりムコリッタ』は、9月16日より全国公開。

映画『川っぺりムコリッタ』特別映像【生/食べる】編
映画『川っぺりムコリッタ』特別映像【死/葬る】編

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